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「いや、みんな来るん」
裕「しばらく会えへんかもしれんやん」
「そうやけど」
メ「なんかみんな行ってるから来ちゃった」
「それはどうも」
亜「楽しんでねー」
「ありがとう」
涼「お土産話待ってますね」
「ん、わかった」
玲「俺のお土産ちょっと余分にしといてね(笑)」
「ん、そうするわ(笑)」
隼「あ、ずるい！俺も」
「はいはい(笑)」
みんな送り出そうとしている中で、エレベーターが来るのを今か今かと待っているのが約1名...
龍「あ、来たで。行こ」
そう言って先陣を切ってエレベーターに乗り込む。
「え、待ってや」
行ってきます、と一同に告げ、Aもエレベーターに乗り込む。
手を振りながらドアが閉まっていく。
龍「ん」
「何？」
龍「早く」
「もう...」
2人っきりの貴重な時間にキスをせがむ龍友は、今日も通常運行な様子。
チュッと音を立て、Aはキスをする。
「満足？」
龍「ほんまはあと100回欲しいけど(笑)」
そう言って、龍友からも軽くキスを落とすと、1階に到着した。
龍友はタクシーにキャリーを積み、Aを見送る。
「じゃあ行ってきます」
龍「ん、行ってらっしゃい。着いたら...」
「わかってるから、な？」
龍友の声を遮って、そう告げると、渋々といった様子でドアを閉めるよう促す。
こうしてAは一足先に空港に向かい、地元へと飛び立った。
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地元に着くと、有給休暇を取ってくれた父親が迎えに来てくれた。
「ありがとう」
父「どういたしまして。ちょっとデートしよっか(笑)」
「やなー(笑)お腹すいた」
父「食べてないん」
「ん、食べてない。ホテル出る前もギリギリまで龍友くんが話しかけてきてたし」
父「愛されとるやん(笑)」
「まぁねー(笑)」
こうしてAは久しぶりに親子水入らずでランチに行くことにした。
父「どうやった？ジェネのライブ」
店に入って、料理が来るまでの時間に親子の会話を楽しむ。
「楽しかったでー。大きなステージって初めてやったけど」
父「こっちのは見に行くから」
「ん、よろしくお願いします」
父「龍友くんとは順調なん」
「ん、そうやなー。実は今ちょっと別居中(笑)」
父「え、何で？」
「ちょっと色々あって。お互い近くに居過ぎたねってなってん」
父「そっかー。お父さんはいい人と思うけど」
「もちろんいい人やで？」
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
