街中歩いてたら逮捕されたんですが。【松田陣平】

逮捕２２ ページ22

どうも日色さんと安室さんは、昨日から松田さん達の連絡を無視しているらしい。

それであんなに怒ってたんだ････。


結局諸伏と降谷が何なのかは聞けなかったけど。

誰なのその人達？？？


「ごめんな？急に大声出したりして」

『いえ、大丈夫です！そうだ、結局お酒は決まったんですか？』

「ああ。俺はビールだ」

「俺はバーボンウイスキー！一回飲んでみたかったんだよねー。」


松田さんは相変わらず。

萩原さんは雰囲気によく似合っているお酒だなと思う。


というか、年頃の女の子がお酒の話で盛り上がるって････(※もう年頃ではない)


そして私達は、松田さんの家で飲むことになった。

いや私！飲むことになった。じゃないよ！？！？ちょっと！？


松田さんの家でしょ！？え、待って、心の準備が出来てなi


「････高野、そこまで緊張するこたぁねぇだろ」

「硬くなりすぎだよ〜？まぁ、男の家だから慣れないっていうのもあるだろうけど」

『そっ、そうですよね！すみません！！』


むしろ、何故萩原さんは我が家のようにくつろげるんだろう･･･。


実は萩原さん家ここだったの？？？


「んじゃ、乾杯」

「かんぱ〜い」


二人と軽くグラスを合わせ、日色さんに勧められたスコッチウイスキーを飲んでみる。


････これが、予想以上に美味しい。

ウイスキーは普段あんまり飲まないけど、こんなにも美味しいなんて･･･！！


この美味しさに気付かせてくれた日色さんには、後でお礼のメールを送っておこう。


『そういえば安室さん、随分気が立ってましたね･･･』

「キレたいのはこっちだっつーの。人の連絡無視しやがって･･･」

「っていうか高野ちゃん、何かすごい言われてなかった？」

『私と付き合うくらいならゴリラと付き合った方がマシだって』

「えぇ･･･」


分かる。そういう反応になりますよね。


誰かと話してるようだったけれど、それにしても酷くない？

ゴリラにゴリラと比較される私の気持ちにもなってくださいよ。


『安室さんは私に何か恨みでもあるんでしょうか････扉も壊されたし･･･』


ちゃんと弁償はしてもらったけど。


「んー･･･単純に陣平ちゃんが心配なんじゃない？変な女に好かれでもしたら大変だって言ってたし」

「あの時も、別に調べたりとかそういうの要らねぇつったんだけどな」

『へー･･･』



安室さん友達大好きかよ････可愛いですね。

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