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DK｢A。ヒョンたちは、大丈夫だよ」
｢分かってる」
DK｢Aは？Aはいま大丈夫？」
気のせいかもしれない。むしろ、気のせいであってほしかった。
一瞬だけ図面を見つめるAの瞳が揺れた気がした。今度は、それを隠すように勢いよく起き上がる。
ベッドに腰を掛けていたAの顔を下から覗き込むように床に膝をついて、ほとんど無理矢理目を合わせれば、ああ、もう本当にこの子は。
｢スンチョルとハニは、…2人がいないと自分がどこに行けば分からないって知らないのかな」
それは、ぐっと感情を
どこってどこだろう。
本当に図面を見ていれば解決できるものなのか。それとも、そんなのまやかしでしかなくて、他にもっと見えない何かがあるのかどうか。
＿＿＿時々、Aは冗談と本音の境目が曖昧になる。
冗談の中に本音を混ぜて、なんてことない顔をして目の前を通り過ぎようとする。
DK｢それは、」
｢ソクミナ、冗談だよ。冗談 冗談」
｢2人には、しっかり休んでもらわないと。いなくても、何も」
DK｢A」
｢…なに？」
DK｢冗談は、もっと笑って言うものだよ」
そう口にした途端、右肩に感じた重みの正体はAだった。
手に持っていたはずの紙はいつの間にか床に落ちていて、Aは、額を肩口に押し当てたままじっと動かなかった。
時々、Aは冗談が下手になる。
それが今日、４回目の冗談だった。
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柊(プロフ) - ぴょんさん» コメントありがとうございます。自分の文章にそう言ってもらえてすごく嬉しいです！こちらこそこれからもよろしくお願いします☺︎ (2022年9月26日 9時) (
レス) id: 1c5041063e (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - すごく深みのある文章で、読み応えがあります。とても面白い小説を生み出して下さりありがとうございます。これからも更新楽しみにしております(><)♡ (2022年9月26日 0時) (レス) id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2022年9月23日 17時
