妖53 ページ16
前原side
『前原さん、前原さん』
ここぞとないチャンスだと判断し業を揶揄って殺られた腰を擦ってればちょこちょこと歩いて来たAちゃん
……あぁうん、これは惚れるわ
「んで?どうした?」
『あの、がっこーには“せーと”、の他に“せんせー”って方も居るとお聞きしましたのでえっと…どちらに伺えば“せんせー”って御方に出会えますか…?』
「………ん?」
遠慮じみたAちゃんの質問
少し引っ掛かりを覚える
頭で繰り返してみても疑問を感じる箇所は同じで
……訊いてみるか?や、でもなぁ…
思考してたら『あの…?』ってAちゃんの声が掛かり顔を上げ──
「───うおっ?!」
『ひゃっ!?』
すぐそこにAちゃんの顔
驚いて声を上げるとAちゃんが大きく肩を揺らし後ろへ転び掛けるのを腕を掴んで阻止
「悪ぃっ!!大丈夫か?!」
『は、はい』
Aちゃんがポカンとした顔の儘頷くのを視界の端に安堵で胸を撫で下ろす
喩え不可抗力でもAちゃん転ばしてたら今はいないけど間違いなく後で業に殺られてた…!!
「で、先生等に会いたいんだっけか。職員室にいけばいると思うから…一緒に行こーぜ」
『いえ、場所だけ教えて下されば何とかして行けると思いますので……、…ふらふらと』
「ふらふらとはちょぉ〜っと危険だな〜。俺も職員室に用事あったしさ、一緒に行こーぜ?」
『…御手数お掛けします』
ちょこんとAちゃんがカーディガンの裾を掴んで来た
冗談で「手ェ繋ぐか?」と手を出してみた瞬間「あー！！」って声
「前原君がAちゃんナンパしてるー!!」
「すぐそーやって誑かすとかサイッテー」
「突如やって来た謎の美少女…。その美少女に前原君は惹かれるももう既に彼女は業君の手の中…！！悩み悩んだ末前原君は──。昼ドラの様なドロドロを乞う御期待！！」
「ナンパしてねぇし誑かしてもねぇよ!!人聞きの悪い!!違ぇし期待すんな!!殺せん……ん?!」
グルリ 勢い良く声がした方に振り向けば奇妙に笑いゲスい顔で教室に入ってる巨体 殺せんせーが
取り敢えず急いでAちゃんの目を両手で覆う
『ぇ、え?前原…さん…?あの、えっと……え?…あ、く､暗い……です?』
「悪ぃAちゃん。今Aちゃん限定で見たら失明するモンスター来てるから少しの間だけ我慢してくれね?」
『わ、かり…ました』
「こんなイケメンをモンスターだ何てっ…!!先生泣きます!!」
「んな事どうでもいーからどっか行けって!!」
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サヤ - リトルメンさん» マジですかありがとう御座います！維波ちゃんの方は私も力を入れて考えて更新してるのでそう言って頂けて嬉しい限りです(*^^*)ありがとう御座います！ (2020年3月13日 12時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - リトルメンさん» おおっ！ド直球な告白！！これは照れるしかねぇなっ！！スッゲェ嬉しいわアザっすっ！！ (2020年3月13日 12時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
リトルメン - これすっごく好きです！！！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: f24aeb68b1 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 鶴さん» 一回一回ご報告下さる良心だけでも充分有難いですし、許す許さない何てありませんよ 笑 (2019年7月16日 22時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あ、よかったです！昔めっちゃ怒られたことあったので、許して頂いてありがとうございます。 (2019年7月16日 18時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2018年3月6日 20時
