【イナオリ】こちとら初心者なんだよ！

NO.11 車内 ページ14

前回前々回くっそアフロディ乱用しましたね
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Aの自己紹介が終わった後、車内は楽しげな声や喧嘩(灰崎・ヒロト)の声で溢れていた。


一方、Aは円堂に誘われ、円堂の隣に座っていた。

だが、Aは別に悪くは思っていなかった。見ず知らずの自分を分け隔て無く
接してくれる円堂と話しているうちに、2人は打ち解けあっていたのだ。


すると、それを羨ましく思ったのか
前に座っていた基山タツヤが振り向いて2人に声を掛けてきた。


タ「良いな、2人とも楽しそうだね。僕も入れてよ。」


2人は快く快諾する。


タ「僕は基山タツヤ。よろしくね、猫屋敷さん。」


『はい、よろしくお願いします、基山さん。』


お互いに挨拶を交わした2人。だが、基山はもどかしいのか、


タ「…タメ口で良いよ？」


と問う。だが、Aは、癖なので、と一蹴する。


流石の円堂も2人のやり取りには苦笑いを零し、タツヤは少しシュンとした。


そのまま3人で談笑をしていると、
灰崎との喧嘩が終わったのか、吉良ヒロトが後ろを向いて話しかけてきた。


ヒ「おい、お前。」


しかし、Aは自分の事だとは思わなかったらしく、無視して話をしている。
ヒロトはそれが気に食わなかったのか、


ヒ「おい！そこの青い男女(おとこおんな)！無視すんな！」


Aは男女(おとこおんな)で自分の事だと気付いたのか、返事を返す。


『はい。男女(おとこおんな)ですが何か。』


Aの返答に周りで聞いていたメンバー数人が吹き出した。

普段クールな鬼道と豪炎寺でさえ、肩を震わせて、笑いを堪えている。


それを見てタツヤは思った。


タ「(猫屋敷さんとヒロトくっつけておいて大丈夫かな…？)」


______これから色んな事が起きそうな予感がする。Aはそう思った。


……因みにタツヤも。

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