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「ほら、お前のだろ」

そう言って広げて見せられたシャツは紛れもなく私のものだった。

「うん、そう。ありがとう」

そう言って受け取ろうとしたが、彼は広げたシャツを丁寧に畳んで、紙袋にしまってから私に差し出した。
私は再度お礼を言ってそれを受取り、横に置いてソファーへ身を沈めた。

「A」
「なに」

零夜は私の前まで歩み寄ってきて、髪の毛をそっと掬った。
伏せられた目に睫毛の影が落ちて、異様に色っぽい。
見蕩れていると、零夜は静かに言った。

「俺が電話した時、どこにいた?」

内心ギクリとしたが、何とか表情には出さずに答える。

「え?家だけど」

彼は私の目を見て薄らと笑う。

「シャンプーの匂いが違う」

ああ、そんなことに気づいてくれるなんて、意外だ。
ハラハラすると同時に、私は嬉しかった。
どちらかと言うと私に関心がなさそうなのに。

「変えたんだ。どっちが好き?」
「前の方。……俺が服届けに行こうかって言ったら、動揺してただろ」

……バレてたのか。案外鋭い。

「気のせいじゃない?」
「お前は嘘をつくとき、瞬きの回数が増える。……今の会話中、お前の瞬きは普段より多かった」

……うわ、もう逃れようがない。

「もう一度聞くが、どこに行ってた?」

笑みは消えて、声には静かな迫力がある。

3→←【ヤンデレ×浮気症】1



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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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