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「噛むぞ」

牙が刺さる痛みはなくて、むしろ酷く気持ちが良かった。

「……っ、ひっ、あぁ、あっ!」
「……美味いな」

じゅ、と傷口を吸われて、私は声にならない悲鳴をあげた。

「気持ちいいか」

私は何度も頷いた。
首筋がびく、と脈打つ。

「A」
「っ、はぁっ、あ、せんせい、」

先生は優しく目を細める。
まるで愛おしむような目付きに錯覚してしまう。

何度も傷口を吸われて、私は目を強く閉じる。
唇を強く噛む。

徐々に、貧血らしい症状が出てきた。
頭が、痛い。
ぼんやりと霞がかかったような感覚だ。

「もう、やめてください、……っ!?」

牙がさらに深く刺さる。
私は目を見開いて先生を見上げた。

「やめないよ」

先生は笑っている。

「……なんで、」

嫌な予感に、私は先生から逃げようとする。
しかし身体にはほとんど力が入らない。

「せんせい」
「どうした?」

先生は優しい声のまま、私の背中を撫でた。
……放しては、くれない。

気がつくと、出血量は恐ろしいことになっていた。
流れ出る血液が教室の床に血溜まりを作っている。

「しんじゃう、」
「そうだな」

彼の手は私の背中を撫で続ける。
身体は熱いのに、冷や汗が流れる。

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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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