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9話 ページ10

ユ「えーと、じゃあ戦闘練習をはじめるよ〜。
  一応ルールのおさらいね。まず、魔法は使うけど、それ以外の武器はなしね。
  それで、勝ち負けは、どちらかが戦闘不能になるかギブアップ、それから審判が危険と
  判断したら、そのとき優勢だった方が勝ちよ。
  そして、審判は村長の娘さんにしてもらうよ。」

村娘「よろしくね〜。」

ユ「よろしくお願いしますね。
  さ、じゃあ始めますか!手加減なしよ!」

村娘「3、2,1、スタート!」


ここからは、村長の娘の私が、2人の様子をお伝えしますね。


レオンが全身に炎をまとってユミルに突進していく。

ユミルは冷静によけた後、手で鉄砲の形を作り、そこから水を噴射させる。

ユミルが得意な属性は風。普通は威力や量が足りなくて、炎は消えない。

でも、ユミルはほかの属性も、まあまあなレベルをクリアしているため、レオンの炎をかき消した。

そして、レオンに突風を浴びせる。息をもつかせぬ攻撃とは、まさにこのことだろう。

しかし、レオンもなかなかのもので、逆らわずに突風に飛ばされた、と思いきや、叩きつけられる
はずだったところに炎を起こし、さらにその突風が炎をあおり、レオンは炎の中に落ちた。

レオンにとって、炎の中はダメージを受けないバリアの中のようなものだ。

それで、ダメージを無効化したレオンは、ユミルの周りに炎を起こした。

考えるすきを与えぬよう、すごい勢いで炎がユミルを襲う。

並みの者だったらやられていただろう。そう思わせる攻撃だった。

ユミルは、普通の基準をはるかに上回ったレベルで魔法が使える人だ。

とっさにバリアを展開し、油断したレオンに後ろから、再び突風を起こした。

レオンは・・・その突風に気付かなかった。

村娘「・・・勝者、ユミル。」

ユ「レオン、アイス忘れないでね。」

レ「イッテェ、ユミル、手加減したか?」

ユ「したした。・・・たぶん。」

レ「まぁいいか。それにしても、すごいな。同時に2つに魔法を使うなんて。」

ユ「そうね・・・。また、差が開いちゃったね。」

レ「ニヤッとするなよ。」

ユ「はいはい。でも、レオンが詠唱を省略した魔法が使えたとはね。想像力なんて、ないくせに。」

レ「ちょこっと練習したんだよ。」

ユ「へぇ、私は練習せずに使えたのに?」

レ「いちいちうっせえよ。」

ユ「とりあえず、計測はこれで終了よ。お疲れ様。」

レ「俺の言葉は無視かよ!」

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設定タグ:ゆあ , 呪い , 刻印   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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ゆあ - わたあめ☆さん、残念ながら、そりゃあ無理ですよw。でも、貴方も結構文才あって、羨ましいです! (2017年5月12日 18時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - これ面白い(≧〜≦))ププッユミル最高!!私にその文才分けてくれ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - 私も占いツクール初心者で〜〜す!語ろう! (2017年5月9日 18時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2017年4月25日 20時

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