ウブの発想 ページ14
昼休み、お弁当をリュックから出して詩春ちゃんと清良ちゃんの席へ向かう。
いつも私はこの2人とお弁当を食べているのだ。心配しなくてもちゃんと友達はいる。
詩春ちゃんは吹奏楽部で、清良ちゃんは剣道部に所属している。
詩春ちゃんは明るくてクラスメートから頼りにされているクラス委員長。清良ちゃんはお姉さんぽいけど、たまに毒舌。
2人ともめちゃくちゃ美人でよく昼休みに体育館裏で告白されているとか。強者とはこのことか。←
『はぁぁぁぁあ……』
「開始早々長いため息やな。幸運逃げてまうで。」
「角名くんとは順調なん?」
『昨日面と向かって話しました…』
「おっ!?」
「告白したんか?」
待って待って話が早すぎる。2人は私の恋バナを聞くのを毎日楽しみにしている。
そんなに期待しないでよ、2人と違って私まだ彼氏いない歴=年齢なんだから。
『話すと長くなるんだけど…』
昨日の放課後のノート暴露事件から2人に話すと、清良ちゃんは面白そうにお腹を抱えて笑いだした。
「宮めっちゃええ仕事したなッ!」
「清良は笑い過ぎや。」
『いや詩春ちゃんもわろてるよね。』
ニコニコと笑う詩春ちゃん。いやバレバレやて。
ムスッと2人を軽く睨んでご飯を食べる。うん、今日も美味しい。
「いやでもあの角名が会って早々名前呼びって、やるなぁ。」
「清良って確か去年角名くんと同じクラスやったもんね。」
『えっっ!?そうなの!?』
「おん。うち結構あいつと喋っとったけど最後まで苗字で呼ばれてたからなぁ。」
『いや普通そうだよ。』
「でもAちゃんは名前呼びやろ?絶対それ脈アリなんちゃうん?」
『いやいや…意外と苗字より名前の方が呼びやすくて呼ぶ人もいるじゃん。ほら、あだ名代わりみたいな?』
「マジで発想がウブやな。」
「同じく。」
『それ宮くんにも言われたけど、そんなに私ってウブなん??』
「高2でそれはウブやろ。」
「A可愛いのに今まで彼氏おらんかったとか、えぐいな。」
清良ちゃんさらっと言うけどそれ暴言。
______________
・佐々田ササダ 詩春
・吹奏楽部
・身長163cm
・クラス委員長
・明るくて真面目だけど、怒ると怖い
・前髪パッツンのポニーテール
・雨崎アマザキ 清良
・剣道部
・身長169cm
・かっこいいが、毒舌。
・腰くらいまである藍色ストレート
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麻呂ましゅ(プロフ) - 宮侑イケメン過ぎて今度は侑の小説見たくなっちゃったー( ߹꒳߹ ) (11月15日 7時) (レス) @page47 id: e05060289a (このIDを非表示/違反報告)
なっちち(プロフ) - 久々にキュンキュンきました(*´ω`*) (2021年2月7日 4時) (レス) id: 5d60cec675 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 気づいたらニマニマしてました……とても良い作品ですね(*´ `) (2020年5月18日 22時) (レス) id: 5054bb840e (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - 可愛すぎるってぇぇぇぇ!やばい!讀みながらひとりで騒いでたわ (2020年4月12日 16時) (レス) id: 767cede04a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがすごく楽しみです!!応援してます!! (2020年4月7日 1時) (レス) id: f894f75d5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にろ | 作成日時:2020年3月11日 10時