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思い出の場所 byありす ページ22

もう、手後れ。


叶うわけない。


それでも、私は願い続ける。


流れる星に願いを込めて。


叶わない夢をきらめく星空に語りかける。


最後でも、いい。


伝えたい。


もう一度だけ、会えるなら。


最後に、私の話を聞いて。


たくさん、伝えたいことが溢れてるんだから。


戻ってきてよ。


ひとときも忘れたことはなかった。


希望(のぞみ)は、死んじゃったから、もう私のことなんて忘れてるのかな。


たとえ、そうだとしても、生きている間、私の一番の親友でいたことに変わりはない。


気づいたら私は、家を飛び出していた。


どこに向かってるのか分からない。


夜の明かりに照らされながらどこまでも走り続ける。


呼吸が荒くなってくる。


それでも、ひたすら走り続ける。


賑やかな居酒屋の前を通りすぎ、わんわん吠えてる犬を横目で見ながら、走り続ける。


気づいたら、もう住宅街を抜けるところだ。


優梨「…………!ここは……!」


赤い鳥居。


奥には大きな建物。


そう、ここは神社。


それも、希望(のぞみ)との思い出の場所。


ここで、私たちは出会ったんだ。







雪がチラチラ降る寒い朝。


私たちは家族で初詣に行った。


たくさんの人の中に、なぜか私と同い年くらいの女の子が一人で初詣に来ていた。


彼女の参拝の表情といったら、びっくりするくらい真剣で。


何かを、強く願っているのか。


パンパンと丁寧に二回手をたたくと、深々とお辞儀をする。


それも、びっくりするくらい、深々と、丁寧に。


参拝が終わると、彼女は帰って行った。


その後、私たちも参拝が終わって、私だけおつかいを頼まれた。


長女だから、かな。


そして、私だけスーパーに一人で向かった。


歩いてる途中、私は立ち止まった。


だって、さっき真剣に参拝していた女の子が道端のはしっこでうずくまっていたのだ。


気づいたら、彼女の方へ近づいていた。


優梨「あのー……」


そう声をかけると、彼女は顔をあげてくれた。


優梨「どうしたの?大丈夫?」


その瞬間、彼女は戸惑った表情を見せた。


しかし、覚悟を決めたようにこっちを見つめてきた。


女の子「誰にも言わない?」


優梨「うん、言わない。」


彼女はふぅ、と一息はくと一気に言ってくれた。

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♪まれっち♪(プロフ) - あき@草売り大魔王さん» はい!頑張ってください!おうえんしております! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - ♪まれっち♪さん» 本当ですか!?大好きなんて言葉……もらっていいんでしょうか(笑)これからも更新頑張りますね! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
♪まれっち♪(プロフ) - この小説大好きです!涙腺が… (2020年6月6日 21時) (レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 46猫さん» それならよかったです!これからも少ない語彙力でがんばります!((( (2020年2月19日 19時) (レス) id: 00db988bb9 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます!!続きが気になるなんて、最高の言葉をもらっていいのでしょうか(( これからも頑張らせていただきますっ! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あき&ありす x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2019年11月23日 18時

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