要らない子 ページ13
朝、学校に登校しながらボーッとしていた。
“出来損ない”
“どうして、あんな子生んでしまった”
“早く自立してほしい”
言葉の刃が心にズキズキと突き刺さる。
昨日の言葉、全てが忘れられなかった。
親に必要とされない僕には……生きる意味があるの？
泣きそうで堪らなかった。
誰よりも頑張っているはずなのに。
誰よりも誰よりも誰よりも……！！
人一倍？
いいや、それ以上に僕は努力して生きている。
なのに、どうして必要とされないの。
なんで、お兄ちゃんと奈子なの。
愛されようと努力もしていない奴らに、どうして負けないといけないんだ！
僕の心は爆発していた。
全てがどうでもよくて、でも無性にイライラする。
目の前に誰かいたら殴っていたかもしれない。
暴力は駄目？
そんなの、もう知らないよ。
母が悪いんだ、何をしても認めてくれない……！
ズカズカと通学路を歩いていると、反対側から来た数名の男子と肩が当たった。
「いって！てめぇ、何すんだよ！」
肩が当たった男子は逆上して怒鳴る。
そして、周りのやつらが言った。
「うわぁ、先輩怒らせちゃったね。」
「ドンマイ、ちゃんと歩かなかったお前が悪い。」
「先輩は、空手の茶帯だぜ。
しかも、もう少しで黒帯だ。」
うるっせぇな。
周りから
「俺の技、1発喰らわせてやるよ。」
そいつは、足を上げてこちらに伸ばそうとした。
ごく普通の蹴り技だ。
いつもならこういう時はサッと避けて、素直に謝る。
でも、今の僕は正気ではなかった。
僕は蹴り技の足から一歩下がり、避けた後、すぐに相手の間合いに入る。
「俺は今、機嫌が悪いんだよ！」
僕は、そのまま、力一杯殴った。
モロに僕の突き技を食らったあいつは、お腹を押さえながら地面に倒れ込んだ。
喧嘩腰だったくせによえーやつ。
僕は周りの奴らにガンを飛ばす。
「こいつみたくなりたくなかったら、さっさとあっち行け。
俺は学校なんだ。」
そいつらは震え上がって、倒れたやつに肩を貸し、どっかへ行った。
なんで、朝から変なことに巻き込まれないといけないんだ。
再び足を動かし、学校に向かおうとした時、後ろから声がした。
「立花！」
今度は誰だよ。
僕は後ろを振り返りながら、あ“？とあからさまな嫌な声を出した。
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さまー(プロフ) - 頑張ってー！！！！ (8月3日 7時) (
レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - コメントありがとうございます！！ええっ、そんな言葉もらっていいですか！（ ; ; ）嬉しいですううう！！これからも更新頑張らせていただきます！！ (8月2日 23時) (レス) id: 6c759d28ae (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 初めて見ました！めっちゃ面白い！これからも更新がんばってください！ (8月2日 14時) (レス) @page20 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - あき@草売り大魔王さん» テスト頑張ってください！更新も無理しないでくださいね！ (2022年7月5日 0時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - かっちさん» コメントありがとうございますううう！！最近更新できなくて申し訳ないです( ・∇・)今週でテスト終わるのでその隙に更新しまっす！！ (2022年7月4日 16時) (レス) id: e269879e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2020年8月29日 14時
