消えないで…… ＊砂彩＊ ページ23
＊設定＊
KZ会議中にアーヤは寝てしまった。
その夢で戦争で、砂原が死んでしまう夢を見た。
砂原とアーヤは両想いです！
[彩side]
「アーヤっ！」
私を誰かが揺らした。
目を開けると、それは若武だった。
私は若武に飛びつく。
「若武、どうしよう！
砂原が……っ、砂原が！」
死んでしまった……あの砂原が！
すると、隣に居た黒木君が私の背中をさすった。
「アーヤ、落ち着いて。
どうしたの？砂原がどうかした？」
黒木君のおかげで落ち着いた私は、ハッと我を覚ます。
そして、どうしようもなく恥ずかしくなったんだ。
夢と現実の区別がつかなくなるなんて……！
私は慌てて言った。
「な、なんでもない！！
夢の話！」
そう言って、無性に寂しくなったんだ。
今、砂原は何をしているんだろう。
きっと、危険なことをしているに違いない。
本当に……死んでしまったらどうしよう。
あり得ない話ではない。
むしろ、あり得る確率の方が高いと思う。
戦争が過激な国に居るんだもの。
考えるだけで涙が出てしまった。
KZのみんなは、突然泣き出した私に慌て始める。
唯一、黒木君だけが落ち着いて、私を慰めてくれた。
「何か悲しい砂原の夢でも見た？」
私はゆっくり頷く。
「砂原が死んでしまう夢を見たの。
それで、どうしようもなく悲しくなって、どうすれば良いか分からなくなった。
夢で良かったけれど、いつか、本当にあるかも知れない。
正夢なのかもしれない。
そう思ったら、怖くて怖くて堪らないの。」
砂原にはずっと生きていてほしい。
幸せになってほしい。
幸せにならずに死んでしまうなんてこと、絶対にしないでほしい。
黒木君は真剣な張った声で言った。
「アーヤは砂原のことが好き？」
突然だったけれど、今ならなんでも素直に言える気がしたから、答えたんだ。
「うん、好き、大好き。
好きな人の幸せは願いたい。
私、恋愛的な意味で砂原のことが好きなんだ。
また、会いたいな。」
私はこれ以上涙が溢れないように天井を見上げる。
ねえ、砂原、今どこにいて何をしていますか。
私のこと、忘れていませんか。
もう少ししたら、もう一度会いに来てくれないかな。
私、あなたのことが好きみたい。
だから、あと一度だけ私に告白してくれない？
きっとYESと答えるから。
消えないで…… ＊作者の言葉＊→←笑わないで…… ＊闇落ちアーヤからの？＊
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にゃ〜 - 私、ヤンデレ知らなかったけど、コレ見たら好きになった！ (5月13日 21時) (
レス) @page45 id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
にゃ〜 - ブラックｋｚ大好きだから嬉しい！ (5月6日 10時) (レス) id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - 他のヤンデレの小説増えるといいなー【ぬしさんがあまりにもすごいヤンデレ小説を書いたからヤンデレKZもっとみたくなった人】 (2022年10月15日 20時) (レス) @page45 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - ヤンデレ俺も好きー (2022年10月15日 20時) (レス) @page44 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 作品を見てブラックに目覚めました…！素敵なお話ありがとうございます！！ (2022年7月2日 21時) (レス) @page27 id: c6a98f33d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2020年10月17日 12時
