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騙されてくれる…… *ブラックアーヤ* ページ2

*設定*

アーヤはずっと仲間としてKZ活動をしていたけど
実は全くKZのことを信じていない心情(?)





[彩said]


若武が逃げる犯人に飛びかかり、捕まえた。

「おっし!今回も事件解決だな!
 テレビ局を呼ぶんだ!」



意気揚々と話す若武に上杉君はため息をつく。

「お前の頭には目立つ以外の思考はないのか。」




すると、みんなは上杉君に同調した。


「でも、これが若武だよね。」

「目立てないのが事実だけど。」

「これは一種の呪いかもしれないね。」

「楽しければ、それで良いだろ。」





私は、みんながにこやかに笑っている姿を、ただ眺めていた。






一致団結しているけれど……馬鹿馬鹿しい。

仲間をつなぐものは、所詮糸であり、すぐ切れるんだ。




鋼で繋がっている友情なら、多少は楽しめたのかなぁ。

まあ、鋼の友情なんて硬いから嫌なんだけどね。




私の視線に気付いた小塚君はふんわり笑う。


「アーヤ、どうしたの?」




はぁ、そんな目で見ても私の意見は変わらないから。

口角をゆっくりあげ、偽りを声に出した。




「ううん、なんでもない。
 ただ、私の好きなKZだなって。」

そう言うと、幾人かは頬を染まらせる。




その女々しい反応、どうにかならない?

面倒なことは嫌いなの。




すると、甘い雰囲気を掻き消すかのように、若武が大きな声で言った。


「この後は犯人を捕まえたことによる、おめでたいパーティーだ!
 島崎さんがたくさんドーナツを用意してくれたんだからな!」




みんなが一瞬嬉しそうに瞳を輝かせる。

もちろん、私もみんなに合わせた。



でも、心の内は違う。



そんな面倒なものに参加しなければいけないという残念感。

内心ため息をつきながら、明るく声を出した。



「じゃあ、今から、犯人を警察に渡しに行こう!」

「あぁ!」



みんなの声が重なる。






あぁ、君たちはまた私に騙されてくれるんだね。


〜*〜*〜*〜*〜


あぁ、ブラックアーヤ好きです←

罵ってほしいもんですよね(ドM発言)

女子だって強い *強いアーヤ*→←信じるほうが…… *ブラックアーヤ*



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にゃ〜 - 私、ヤンデレ知らなかったけど、コレ見たら好きになった! (5月13日 21時) (レス) @page45 id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
にゃ〜 - ブラックkz大好きだから嬉しい! (5月6日 10時) (レス) id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - 他のヤンデレの小説増えるといいなー【ぬしさんがあまりにもすごいヤンデレ小説を書いたからヤンデレKZもっとみたくなった人】 (2022年10月15日 20時) (レス) @page45 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - ヤンデレ俺も好きー (2022年10月15日 20時) (レス) @page44 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 作品を見てブラックに目覚めました…!素敵なお話ありがとうございます!! (2022年7月2日 21時) (レス) @page27 id: c6a98f33d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2020年10月17日 12時

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