チョコレートと悪魔【名前変換オリジナル】

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またあの時の夢だ…


『大きくなったら…――くんのお嫁さんにしてね』


『約束だよ！』




なにかの…約束



小さい頃の自分と誰か



ずっとずっと前のことのように
だけれど覚えている。









――――――――

零斗「千代、おはよ」




「…おはよう…零斗くん」


カーテンの間から朝日が差し込んで、いつもの朝が訪れる。
ダブルベッドの上に今日も2人






零斗「ほら起きて？全く千代は朝が苦手なんだから」




「んー…起きれない」



零斗「…かわいーな、襲いたくなるよ？」






ダメ…

だって航太くんが…









航太「あの、おはようございます」





振り返ると、航太くんが部屋の前に立っていた。








「み！見てた！？」





航太「いや…はい」




恥ずかしい…ごめんねっていう気持ちで私は目覚めた。





「航太くん、朝はパン派？」


航太「変わってませんよ」


「じゃあ焼くね」





昔、何回かお泊まりもしたからわかってる。
航太くんの変わったところと変わっていないところ








航太「零斗さん、もう出勤ですか？」



零斗「ああ、ゆっくりしてて」




「行ってらっしゃい、零斗くん」


零斗「うん、なるべく早く帰ってくるよ」






航太「…」

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