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左馬刻side
？？「なんで！知ってるんだ！？
あの子の居場所を知ってるのか！？」
寂雷「……落ち着いて貰えるかな。」
左馬刻「娘のこと、詳しく話せ。
…嘘言ったらどうなるか分かってるな？」
？？「嘘なんかつく気はない。
………………あの子は…
前の妻との間に生まれた子は、
『夏凪(なつな)』と言う。
夏に生まれたんだ。とても…
元気で活発な子だった。
…………俺似だったんだ。」
時折すすり泣きながら話すこいつは
本当に悲しんでいるのか。
………………それとも……
？？「………………あの子が……
4歳の誕生日を迎える少し前
プレゼントを買うために
妻と3人でデパートに出かけたが
少し目を離した隙に…………
あの子はいなくなってしまった……。
すぐに探した。
閉店するまで、探し回り、
スタッフも手伝ってくれたが、
……どこにもいなかったんだ。
警察にも捜索願いを出したが
あれから見つからないままだ。
だから、俺達は……
あの子を思い出すことを……やめた。」
左馬刻「………………あ"？」
？？「っ、……仕方なかったんだ。
どんなに待っても見つからない。
見つからないあの子のことを考えると
俺も妻も耐えられなかった。
だから、思い出さないよう、
俺達はお互いの事も忘れようと誓い
離婚し、それぞれの道に進んだ。
彼女が今どうしてるか知らないが、
俺は…今の妻と知り合い、
再婚し、2人の息子を授かった。」
忘れようとしただ……？
そりゃ、つまり無かったことに
しようとしたってのか？
………………クソ胸くそ悪ぃ。
乱数「………その子とは…
もう、一度も会っていないって事？」
？？「…………あぁ。
けど、今更会えても、もう……」
左馬刻「もういい。それ以上口にすんな。
……胸くそ悪くてヤっちまいそうだ。」
一郎「……父親なら、っ、いつでも
帰って来れるように
待ってるもんじゃねぇのかよっ、！」
？？「っ、仕方なかったんだ！！」
寂雷「二人とも、落ち着いて。
……一度、DNA鑑定をしたいのだけれど。
少し、採血させてくれないかい？」
？？「っ、……てことは
やっぱり、あんたらは
あの子に会っているのか？」
左馬刻「……………………。」
？？「……まぁ、もう俺には
父親面は出来ないから……
けど、あの子の成長した姿を
一度でも、見てみたい……。」
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宇宙 - 凄い共感します!!3$EVEN の夢かよ!?のところとか良いですよね。あと左馬刻様のボソッと喋る時も!推しは独歩だけど話が合う気がします。ヒプノシスマイクの小説そこまでたくさんあるわけではないので、このような作品が読めて嬉しいです。作品全部読むので応援してます。 (2020年8月16日 21時) (
レス) id: 95c29b5ba6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - あああああっっ…続き、楽しみですっっっっっ！ (2019年6月30日 21時) (レス) id: b750cb0a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2019年6月23日 16時
