心当たり ページ38
帝統side
Aは聞かれたことに
素直に答える。
俺は、Aを膝にのせ、
Aのスマホの画面を覗きつつ
黙って様子を伺う。
Aママも、優しそうな顔してた。
今の私と、あんまり似てなくて、もっと綺麗で大人っぽい顔。身長はそんなに高くなくて、あの時は髪が長くて、いつも後ろで1本に結んでた。
Aいっつも笑ってて、パパとも仲良しで、私にも周りの子達にも優しくしてくれた。誕生日のケーキも、ママが作ってくれた、はず。
左馬刻「これと言った特徴はねぇな。
父親の方探す方が早そうだ。」
一郎「……やっぱり、
そっち側の人間か？」
左馬刻「……どうだかな。
A、父親の方は、体になんか
絵ぇとかなかったか？」
A『……んーー、…』
Aなかったと思う。
あんまり、覚えてないけど…。
左馬刻「……あーー。
わっかんねぇー。」
寂雷「まぁまぁ、焦らないで。
これでもかなり大きな情報だ。
調べれば何かわかるかもしれない。」
左馬刻「……あぁ。」
帝統「……先生、
3歳以降の記憶がねぇってのは、
Aにとって思い出したくない事
ってことなのか？」
寂雷「……どうかな。その可能性は
高いけれど、断定は出来ないね。」
帝統「そっか。……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
乱数「A、いっぱい教えてくれて
ありがとね。
疲れちゃったんじゃない？
今日はもう帰って休も？」
A『………………』ﾁﾗｯ
左馬刻「ん？……あー、
もう十分だ。さんきゅ。
帰ってゆっくり休め。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
A『……ん。』
そうして乱数と3人で帰路に着く。
帝統「……父親さえ見つかれば
色々分かりそうだけど。」
乱数「その父親がもし、元凶なら
素直に教えてくれるとは思えないけど。」
どっちにしても、手がかりは
父親しかないよな。
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左馬刻side
乱数達が帰った後、
先生と一郎も帰り、一人
事務所に残った。
左馬刻「……ﾌｰｰｰｰｰ…………
瞼に傷の男ねぇ……。」
部下1「ん？…何の話っすか？」
こいつがいることを忘れ
つい、口に出ちまってた。
左馬刻「……なんでもねぇよ。
首突っ込むな。忘れろ。」
部下1「す、すんません。
…………けど、俺
もしかしたら知ってるかもっす。」
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宇宙 - 凄い共感します!!3$EVEN の夢かよ!?のところとか良いですよね。あと左馬刻様のボソッと喋る時も!推しは独歩だけど話が合う気がします。ヒプノシスマイクの小説そこまでたくさんあるわけではないので、このような作品が読めて嬉しいです。作品全部読むので応援してます。 (2020年8月16日 21時) (
レス) id: 95c29b5ba6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - あああああっっ…続き、楽しみですっっっっっ！ (2019年6月30日 21時) (レス) id: b750cb0a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2019年6月23日 16時
