帝統が拾った女の話2

真意 ページ1

乱数side





Aにあげた黒猫のぬいぐるみ。




これね、実はGPS付き！あはっ！


今はいつも帝統がそばに居るけど、

万が一Aに何かあった時

すぐに見つけ出してあげられるように。



初めはスマホのGPSでいいと思ったんだけど

Aってば、ちょくちょく

家にスマホ置いて出て言っちゃうんだよね〜。


今日はヨコハマに行くって

行ってたし日も

様子を見て見たら

赤い丸が、幻太郎の家から動かないんだもん！

これじゃ〜意味ないよ！




ってことで、

これなら気に入ってくれそうだし

抱き抱えて常に持ち歩けるから

きっと置いてったりしないと思うんだ〜！





ほらっ、さっきからずーっと

黒猫を抱きしめて離さない。

うん、とっても可愛い！





乱数「A〜！

せっかくだから、その子に名前

つけてあげたらー？」



A『……ん？……んーーー。。

…………………………


…………………………。』




かわいい。

黒猫と睨めっこしながら、

すっごく考えてる。笑





帝統「黒猫なんだから

クロとかでいいんじゃねーの？」



乱数「えー？それじゃ、つまんなくなーい？」




A『………………クロ。



…………クロ！(ｷﾗｷﾗ)』



あ、いいんだ。



帝統「決まりだな。笑


んじゃ、出前も来たことだし飯食おうぜー。」




「「いただきます」」『いたーき、ます』





帝統「A、食いづらくねーの？」



A『……ん？(ﾌﾙﾌﾙ)』



帝統「……そっか。

なら、まぁいいけど。」




ふふっ。ちゃんと言った通り

離さないようにしてるみたい。



食事中も、とは思ってなかったけど

これなら、これから先も安心出来そう。








乱数「2人は明日は予定あるの？」




帝統「イケブクロのヤツらに

前に会ったっきりだから、

久しぶりに会わせようかと思ってる。

それに、連絡先交換しとかないとだしな。」




乱数「そっかそっか！


じゃー今日は早く寝なきゃね！」




A『…………いち、のとこ？』



へぇ、ちゃんと分かるんだ、

やっぱり頭いいかも。



乱数「うん、そうだよー！

A、すごいね！よく分かったね！

えらい、えらい！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



A『……………ん…//』





あーーー、この照れた顔。

何度見てもたまんない！


ほんっと可愛い！




この顔みてると

……ちょっといじめたくなっちゃうんだよな〜、。




嫌われたくないからしないけど。

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