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PEACE!! ３２ ページ32
ぽろりとまた雫がこぼれた。
「・・・ずるい・・・」
「え？」
私の発した低い声に、佐久間さんがびくりと肩を震わせた。
「なんで阿部さんから聞いちゃうの。私はまだ何も伝えてないのに」
「あー、えっとぉ、それは・・・」
きょときょとしてる瞳をしっかりと見つめる。
「佐久間さん」
「はいっ」
ビシッと佐久間さんが背筋を伸ばした。
「私も、佐久間さんがずっと好きでした」
「え、過去形・・・？」
「違う！今も、現在進行形で好きです！」
「はい！ごめんなさい！！」
えへへ、と笑み崩れる佐久間さん。つられて私も笑っちゃう。
どちらからともなく腕を伸ばして、お互いを抱きしめた。
「好きだよ、Aちゃん。勘違いして、傷付けてごめんな」
背中に感じる佐久間さんの手の感触が信じられない。くっついた胸からドキドキが伝わってくるみたい。
「私も、好き」
好きなひとに好きって言えるって。
すごく、しあわせだ。
閉じていた目を開くと、腕で汗を拭う目黒くんと阿部さんが見えた。
「あ・・・」
佐久間さんがゆっくりと身を起こす。彼が立つのにあわせて、私も立ち上がった。
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ちるこんぶ(プロフ) - おはよう。ちょ、早く言ってくれよ。ダッシュで読みにきたじゃん。好きなキャラしかいないじゃん。目黒いいやつじゃん。続き全力待機してます (2022年6月30日 6時) (
レス) id: a98e530ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき乃
| 作成日時：2022年6月26日 17時
