彼女がコラボをしない理由【歌い手】

10 ページ11

A「そこから、少しずつですが坂田さんお話をするようになりました」








坂田さん、という人がいたからか私は辛い入院生活にも頑張れた。






どうしても無理だった時は歌い手さんの歌を聞きまくった。





そらるさん、という人の声で頑張れた。







辛い入院生活から1ヶ月。




私はついに退院できるようになった。





私に暴力をしていた人達は警察に捕まって逮捕されてるらしい。



とりあえず、一安心…。





A「坂田さん、今まで本当にありがとうございました」




さ「看護士として当たり前のことしただけや！」





坂田さんは私には関西弁を使って喋るようになった。




A「では、坂田さん。お元気で」





さ「あっ！これ僕の番号。またなんかあったら電話してや」




そう言って坂田さんは私に電話番号が書いてある紙を渡してきた。



A「ありがとうございます」




**

A「これが私の過去ですね、」


»その暴力した人マジ○す

»桜ちゃんにも辛い過去があったんですね…

»まさか坂田さんってとなりの坂田。さんですか！？




A「あ〜、そうです。坂田さんは歌い手されてますね」



»え、すご…

»今でも交流あるんですか？





A「2ヶ月に1回位の頻度でご飯食べに行ったりしてますね」

»えぇ、羨ましい…

»結構な頻度で会ってるんですね





A「未だ、人間不信はなおっていないので…」


»あっ、そうなんですか

»ごめんなさい




A「あ、いいんです。この生活結構好きなんで」


»え、可愛い…

»もう性別教えて下さいよ！



A「え？性別？んふふ…女ですよ」




»えええええええええええええ

»性別聞いちゃった…



A「じゃあ、もう寝ますか」


»は、はいっ！



A「おやすみなさいです」


»お疲れさまでした

»おやすみなさい





私はそのままTwitterをひらく。


桜@sakura_2525
配信お疲れさまでした。

こんな人ですが、よろしくお願いします。


おやすみなさいです









配信を終えて一番最初に思ったことは…






A「リスナーさんとお喋りするの、楽しい」

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す