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毛布、切れたの本当は-izw ページ10

※共学設定。捏造しているのでなんでも許せる方のみ。


高校生という青春時代にした大きな恋は、一生忘れないと思う。

私は高校一年生の時、同じクラスの伊沢くんに恋をした。

きっかけはよくあるパターン。落し物を拾ってくれて、どういたしましてと言った時の笑顔にやられた。そこから私は積極的に伊沢くんに話しかけるようになった。
積極的とは言っても、私も彼も眼鏡をかけていて真面目でつまらないという括りにされてしまう大人しめな人間だったから、1週間に2回話せたらいいかなぐらい。



そして高校2年生になり、私は遂に告白をした。

「伊沢くん、好きです。付き合ってください」
「……ごめん」

だけど呆気なく振られてしまった。仲良くなれていたと思っていたのは私だけだったみたいだ。

「Aは、俺とは合わないよ」
「合わ、ない…」

一切目を合わせてくれずに放たれた言葉は私にグサリと突き刺さった。帰宅部の私と、クイズ部の伊沢くん。高二になって、伊沢くんは東大を目指すSクラスに行き、対する私は普通に2年B組の文系クラス。そりゃ、私たちは合わないか。

「だから一緒にいたって、楽しくないでしょ」

こんなにはっきりと言われるなんて思わなかった。私と話している時に見せてくれた笑顔は、ただの愛想笑いだったんだね。楽しいと思ってたのも好きになったのも私だけだったのか。

「…そうだね、ごめんね、この事は忘れて?」
「うん、分かった」

どうして即答するの。そんなに嫌だったの、私からの告白。このままじゃ泣いてしまうから、急いでその場から立ち去った。こうして初めてした告白は、失敗に終わった。


*


「伊沢。昨日の放課後告白されてたでしょ?」

たまたま通りかかったクイズ部の部室から聞こえた話に、思わず足を止めてしまった。

「断ったよ。付き合うなんて無理に決まってるじゃん」

目の前が真っ暗になった。本当は心のどこかでなにか理由があって断ってくれていたらなんて思ってたけど、そんなうまい話あるわけなかったみたい。

「田村、この話無かったことにしたいから誰にも言うなよ」
「はいはい分かったよ」

トドメを刺された私は走って教室へと逃げた。伊沢くんの本性が見えた気がした。顔は見えなかったけど、声が全てを物語っていた。冷たくて、私の事なんて、嫌いだったんだ。だったら、私だって嫌ってやるよアンタのこと。
こうして私が勇気を出した告白は、誰からも抹殺された。

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豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» いえいえ、気にしないでください^ ^その時はコさん推しだったんだと思います。今また箱推しに戻っていまして…笑 コさんとは出身が同じなんですよ!それ見て嬉しくなってるんです!これからも頑張ってください! (2021年5月17日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - お返事遅くなってすみません!涙 マシュマロもありがとうございます!コさん推しなんですね!一緒で嬉しいです!!笑 これからもよろしくお願いします! (2021年5月16日 17時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» これからも見ますよ!ちなみに、28日についったの方で匿名で送らせて頂きました!でもついったログインできないので見れないのですが…。ちゃるちゃるさんに届けば!と思い、送らせて頂きました! (2021年4月30日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - ありがとうございます!素敵なお言葉で励みになります、、、マイペース更新ですがどうぞこれからもよろしくお願いします! (2021年4月29日 0時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します。ちゃるちゃるさんの作品を一気読みさせていただきました!この作品シリーズ、めちゃくちゃ好きです!更新待ってます! (2021年4月28日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃるちゃる | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年2月8日 17時

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