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「ちょっと待てって！」
慌ててAの後を追いかける。
伊沢さん達はその展開にビックリして固まっている。
ちょっと揶揄いすぎたか？なんて顔を見合わせている。
きっと、Aにとってはなんてデリカシーのない人たちなんだ、とマジで怒っていた。
「A！！」
全然振り向いてくれない。こんなことは初めてだ。
横断歩道を渡る君は、いつもより速足で、ちらっとAの顔が見えた。
え…？まさか、泣いてる…？？
「ちょ、話聞いてって！！！」
全速力で走ってAの元に追いつく。
『ごめん、無理…』
「A……」
『やっぱり、釣り合わないよ、私たち、』
「そんなことないって。ねぇ、ごめんって。俺が好きなのはAだから」
『さよなら…』
ボロボロと泣きながら俺の手を離して行ってしまうA。
心配して様子を見に来てくれた伊沢さん達が目に入る。
Aとなら、たとえどんな噂立てられたって、構わない。
むしろ、他人が羨むぐらい愛することができる。
仕方ない、Aが分かってくれないのなら＿＿＿
『っ…こうちゃん』
無理やりAの腕を取り、一目なんて気にせずにキスをする。
案の定、大人しくなるA。
「ごめん、Aのこと傷つけた。許してほしい。でも、俺は本気で好きだから。皆にも言うし、何なら動画で公表したってかまわない。それぐらい、俺は好きだよ」
『…もう、分かったから……恥ずかしいからっ！』
そう言って俺の肩をバシッとたたく彼女は、もう本当に怒っていないみたいだった。良かった…
じゃあ、そうと決まれば。
「帰ろっか」
『え、伊沢さんとか、いいの？』
いいよ、あの人たちは。だって、
「十分見せつけれたでしょ」
チラッと見たら、ニヤニヤしている顔が見えた。本当、ウザいわ…笑
どうやらAは知らなかったようで、一気に顔を赤くした。
「この後は、家で仲良く過ごそうな」
『…分かった』
手を繋いで帰るのは、少し恥ずかしいけれども、とても気分が良いものだった。
これからも手を繋ごうね。
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あやか(プロフ) - 初コメ失礼します。トクベツといい、身長差のない恋人といい、自分の推しの話が自担グループである嵐の曲でとてもテンションが上がりました！話も面白いですので、読んでいて楽しいです！ (2021年2月17日 0時) (
レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - 月夜星さん» ありがとうございます！曲の良さを消してしまわないように気を付けながら書いておりますので、そう言ってくださると嬉しいです！ (2020年4月22日 17時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
月夜星(プロフ) - こんにちは！青空が違う！！めっちゃ好きな曲で、好きなQ．K.さんたちのお話で！めっちゃ楽しいです！これからも頑張ってください！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 5e0ae6c178 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - 望さん» そうです！好きな人たちのコラボって嬉しいですよね。つい勝手に作ってしまいました！笑 (2020年4月17日 22時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
望 - これ欅坂や日向坂の曲ですよね？好きな人が好きな曲で…読んでいて楽しいです^^* (2020年4月16日 8時) (レス) id: 2bba6c15ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月8日 14時
