61.「そんな姿は見たくないな」 ページ15
HC side
Aと付き合うなんて考えたことがなかったし、考えてみてもなんだかむず痒くて変な感じばかりがした。
隣にいるのが自分じゃなくて、例えばジェノやジェミンやロンジュンだったらと思えば簡単に想像が出来たし、なんとなくしっくりくる。
ジェノだったらAが何を言っても何をしてても許すんだろうし、ジェミンはAのことを存分に甘やかすだろうし、ロンジュナだって口ではあーだこーだ言うけど大事にするんだろう。
考えてみれば自分の周りにはハイスペックのイケメン揃いで、きっかけがなかっただけで何か一つでもあれば誰かと付き合うことになってもおかしくはない。
でも、Aが俺じゃない誰かに頼って甘えるような、そんな姿は見たくないなと思ってしまった。
MK「まあ、まずは別れるなら早く話しないとだろ」
HC「わかってるよ、そんなこと」
マクヒョンはいつだって正しい。
その正しさを鬱陶しく感じることはたまに、いや結構ある。
でも結局はマクヒョンの言ってることがいつも正しいから情けない自分を認めたくなくて反論してしまう。
それが更に自分を惨めにさせるんだって分かっているのに。
マクヒョンと別れて、1人きりの帰り道。
空はだんだん薄暗くなっていってほんのりと夜の匂いがする。
いつのまにか季節は秋から冬になりかけているようで、半袖を着た腕がひんやりと感じた。
家に帰って開けっぱなしのカーテンを閉めようとすると、向かいの窓に電気がついているのが見えた。
Aは今日何をしてたんだろう。
一日中家にいたのかな。それとも誰かと会って帰ってきたのか。誰かが家に来てたんだろうか。
まだ夜は更けていないし、電話をかけても会いに行っても迷惑になるような時間ではない。
その行為自体が迷惑と言われたらどうしようもないんだけど。
向かいのカーテンの奥で人影が動いて急いで閉める。
明日文化祭の準備中話がしたい
わかった
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ロク(プロフ) - ゆさん» 返信出来ておらず申し訳ありません…😭完結したので最後まで読んでいただけてたら嬉しいです🥺 (4月16日 3時) (
レス) id: c303f509b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - いつも陰ながら楽しませていただいてます！今回のお話もたくさんキュンキュンしました~^^これからも応援しています！ (2023年3月16日 9時) (レス) id: a3a66f07ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロク | 作成日時：2022年7月18日 9時
