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【HY】 ページ4

ヘアメイクになって初めて就いたのが防弾少年団さんだった。

最初は、女子たった一人で頑張るAを応援していた。


だけど、私がユンギを好きになったから。

いっつも一緒のAが憎くなり始めた。

二人が寄り添うようにしていたら、嫉妬で狂いそうだった。

ユンギのAに対する目が、大切な人に向ける目なのも、

Aが、ユンギといる時が一番幸せそうな目をしてるのも嫌だった。


わざとユンギのヘアメイクする時間を伸ばしたり、

Aの髪の毛を引っ張ったりしたこともあった。


そんな、ただの嫉妬が大きくなりすぎた。



いま、私は地面に座り込んだAを見下している。


『ヒョヨンさん、私が…もしここで死んだらどうするんですか…』

「自首なんてしないからね。捕まるまで……」



捕まるまで…どうする?

ユンギの隣が私になるわけがない。

より、私を睨む目がきつくなるだけ。


Aが生きて、元気でいたら…遠くからでもユンギの笑顔が見られる?

いや、ここまでした私がそんなことなんて望めない。



『…ヒョヨンさん』



どうして。

どうして蔑んだ目で私を見ないの…。

哀れんでるの?



HY「…私は、YG「A!!」



ユンギがAのもとへ走ってきた。肩が激しく上下している。



『…ゆ、ユンギ!?何してんだよお前…』

YG「お前が帰ってこないからだろ!
テヒョンアがお前のスマホのGPS見せてきて…」

『GPSて、あいつ何やってんだよ…』



キッと私を睨んだユンギ。



YG「ヒョヨン、お前自分が何したか分かってるよな」



その目は、心から私を軽蔑していた。



HY「ゆんぎ…YG「忘れんな。メンバーを傷つけたら許さない」



カチャン…

手からカッターが落ちる。



HY「ごめんなさい…」


YG「帰るぞA」

『ヒョヨンさん…!』



ユンギに引かれた手を静かに解き、私に歩み寄るA。



『あ、明後日は…音楽番組です。もちろん…来てくれます、よね…?』

YG「おいA、何言って…『私は待ってます』



私の手を握るA。その手は温かかったけど、震えていた。

何よ…格好つけてるつもりなの?



HY「…ごめんなさい、本当に」

『わ、私は…ヒョヨンさん、が…HY「もうやめて」



これ以上、こんな私に優しくなんてしないで。


ごめんなさい、さよなら。



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設定タグ:ユンギシュガ , 防弾少年団BTSバンタン   
作品ジャンル:タレント
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ユンギ推し - ユンギさいこーです!恋愛系に発展するなら、ユンギ落ちががいいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
いぇづん(プロフ) - ななちゃんさん» ありがとうございますううう! (2019年9月16日 17時) (レス) id: c6976f3f99 (このIDを非表示/違反報告)
ななちゃん - もう、面白すぎて…次の話が待ち遠しいです!! (2019年9月15日 20時) (レス) id: d86df0fa7f (このIDを非表示/違反報告)
いぇづん(プロフ) - sarashiqiさん» ありがとうございます!今回“も”って言ってくださるのが嬉しいです! (2019年9月15日 12時) (レス) id: c6976f3f99 (このIDを非表示/違反報告)
sarashiqi(プロフ) - やばいです今回も最高です (2019年9月14日 21時) (レス) id: 860f87c769 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いぇづん | 作成日時:2019年9月14日 9時

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