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新入生にとって一番最初の授業なだけあって、多くの生徒が開始時刻より随分と余裕を持って来ていた。
オレが教室に入ったときには、もうほとんどの席が埋まっており、空いているのは後ろの方しかなかった。
『ラッキー♪』
そう小さく呟いて一番後ろの席を選んで座る。
これなら目立たずに済むッス。
と思っていたのがついさっき。
今世紀最大の衝撃を受けているのが今だ。
近くに来るとさっきより顔がよく見える。
小さな顔に品良く収まっている鼻と上品な唇。
長いまつ毛がびっしりと生え、羽のように美しく、その奥にある瞳には思わず吸い込まれそうになる。
いつも損得勘定で動いているはずのオレだが、そのときは何も考えずに、ただ本能に従って、気がついたときには声をかけていた。
「アンタ、入学早々やるッスね。
オレはラギー・ブッチ。よろしくしてくれると嬉しいッス。」
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三月 - オリフラたってますよー消してください (2022年5月19日 23時) (レス) id: 512a3dd561 (このIDを非表示/違反報告)
ラディ(プロフ) - こんばんは。コメント失礼します。この作品はツイステッドワンダーランドの二次創作にあたるので、「オリジナル作品」のタグは削除してください。よろしくお願いいたします (2022年5月18日 22時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mily | 作成日時:2022年3月12日 13時