対極ツインズ!3 ページ41
『終わりましたよ。』
私は打ち込んだデータを保存して
ジェイドくんにPCを返した。
「驚きました……。
あの量を数十分で片付けてしまうとは。
ありがとうございます。助かります。」
伊達に社畜してなかったからね!!!!
このくらい、ちょちょいのちょい。
「お礼に、モストロ・ラウンジの
新作デザートでもいかがですか?
ティラミス風のミルフィーユで、
昨日の夜に試作で作ってみたのですが……。」
ティラミス風のミルフィーユ?
……絶対美味しいじゃん。
『ぜひ、いただきたいです……!』
人間、誘惑には勝てないのである。
「では、ラウンジへ向かいましょうか。」
ジェイドくんは勉強道具と書類を整頓し、
ラウンジへと案内する。
私は彼の背中を追う。
190cmの男……
こうしてみるとやっぱりでかい。
『あの、一つお伺いしてもよろしいですか?』
「えぇ、どうぞ。」
昨日今日で、気になっていたことがある。
『私と貴方達の関係を教えてくれませんか。』
ヴァネッサさんとオクタ三人の関係性
「……。」
他の人は割と私への態度が冷たいのだけれど
オクタの三人からはその気が全く感じられない。
あ、ルークさんは別。
ゲームのストーリーを読んでいて
分かっていたけど、ルークさんは
人を否定するようなことはしない。
嫌われていなくても、何となくわかる。
でもオクタの三人は違うだろう。
あくまでも個人的偏見だが、
自身にメリットが感じられない
人付き合いはしなそうだ。
「そうですね。
簡単に言えば、昔馴染みでしょうか。」
幼少の頃、溺れたヴァネッサさんを
彼らが助けた事から始まった関係。
「あの時は、正直もう生き返らない
と僕は思っていました。」
陸の人間はこんなに儚くて脆い。
海に溺れたくらいで息絶えてしまう。
「急いで陸に運び込み、蘇生魔法をかけました。」
しかし、当時は魔力の弱い幼子。
何をしてもピクリともしなかった。
「でも、魔法に長けている子に
僕は思い当たりがありました。」
それが、アズール。
「急いで、フロイドに呼んできてもらい、
アズールに蘇生魔法をかけてもらいました。」
これが最後の望みだったと
ジェイドくんは、その時を思い出すように言った。
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紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…! (2020年11月4日 19時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね! (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして!あ、バレました?((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます/(^o^)\ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム・ルリクリルさん初めまして!か、神作ですと!?光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω\)更新頑張らせていただきます……! (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2020年10月21日 22時