75 普通に死にかけていた件について ページ37
目を覚ますと、見慣れない部屋の天井が見えた。
ツン、と鼻につく薬品の匂いに、ここは病院か何かなんだと悟る。
『…ん』
ｸﾞﾘﾑ「ふなぁ…！？A！！目が覚めたんだゾ！？」
『んわぁ！？ぐ、グリム…』
体を起こしてすぐに、グリムが僕の胸に飛び込んできた。
目を覚まさないかと思ったんだゾ！！と泣いているグリムの頭を撫でていると、僕のベットの傍にいたエースとデュースが、僕に抱き着いた。
どうやらここは、保健室のようだ。
何回が来たことがあるので、見覚えがある。
ｴｰｽ「ふっっざけんなよ！！腹に木の枝刺さるとか、ありえねえし！！死ぬところだったんだぞ！！」
『え？本当に？僕、死にかけてたの？』
ﾃﾞｭｰｽ「あたりまえだ！！！内臓損傷も激しくて…あと一歩手当てが遅れていたら！！」
『……』
僕はなんとなく自分のお腹に手を当てながら、真顔になる。
…魔法が使えるとかそういう特典はある癖に、主人公は死なない、と言う特典はついていないようだ。
先に言っとけよ！と心の中で思いながら、びーびー泣いているマブ三人に苦笑いする。
男なんだから泣くなよ、と笑いながら言えば、男だって泣くときは泣くんだ！！とエースに怒鳴られる。
どうしたものか、と思いながら眉間にしわを寄せていると、勢いよくドアが開いた。
ﾘﾄﾞﾙ「Aが目を覚ましたってのは本当……ッ！！A！！」
ﾄﾚｲ「あ、おい、リドル」
ｴｰｽ・ﾃﾞｭｰｽ・ｸﾞﾘﾑ「「「ぐえ」」」
『う、わッ！？』
ｹｲﾄ「あらら〜」
僕を見るなり突進してきたリドルは、その細腕にそんな力が！？と思うくらいの力で三人を突き飛ばし、ベットの上に飛び乗って僕に抱き着いた。
……エ、何この子。リドルってこんな子だった？てか力つっよ。
ﾘﾄﾞﾙ「生きていてよかった………」
『…そんなに僕瀕死状態だったの？』
ﾄﾚｲ「クルーウェル先生が怒り狂うほどにな」
『ひえ』
ぐずっ、ぐずと泣いているリドルの背中をポンポンと軽く叩きながらあやす。
それがダメだったのか、余計にヒートアップしたので驚きながらトレイを見れば、仕方ない、と肩を下げられ、ケイトに至っては動画を撮影している。
『…ケイト先輩、あげないでくださいねその動画』
ｹｲﾄ「え？ライブだよ〜！」
『え、今すぐやめてください。僕目立ちたくないんですけど！？』
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EVENING＆NIGHT(プロフ) - shibaさん» いえいえ、これからも頑張ってください。�い里曚Δ療蟾討盂擇靴澆紡圓辰討い泙后� (2021年5月23日 0時) (
レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - EVENING＆NIGHTさん» コメントありがとうございます！！！そして、ご指摘ありがとうございました！！正しいのはリドルではなく、グリムです！！凄く助かりました泣 (2021年5月23日 0時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
EVENING＆NIGHT(プロフ) - 初コメントで指摘すみません。58の「腕に抱えていたリドルを」になってますよ。 (2021年5月22日 23時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Makua*ぼっちさん» やっとサバナクロー編です！！まだまだ頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします！！！ (2021年3月25日 21時) (レス) id: 8645b7cf02 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 毎日発狂する戦狐さん» コメントありがとうございます！監督生先生これからもフラグを叩き割るために奮闘します笑これからもよろしくお願いしますね！！ (2021年3月24日 13時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年3月2日 13時
