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T.C
気付けば、エースは少しずつ後ずさっていた。もちろん、棚の中もそこまで広くはない。
エースの身体は後ろの壁に当たって、微かにだが音を立ててしまった。途端に、学園長の目が此方を射抜く。
俺まで何かされるんじゃないかと言うほど、恐ろしい目つきをした学園長が、一歩ずつ棚に近付いてきた。そして。
「……あぁ、貴方は良い子だと思っていたんですがね」
棚の扉に手をかけた学園長は、座り込むエースを見て呆れたようにため息をついた。逃げようとするエースの腕を押さえつけ、学園長は何かを振りかぶり。
画面が暗転した。
エースが目を開けると、視界に映るのは足につけられたおもりつきの鎖。
「殺されなかっただけマシ、か。……元通りになっちゃったけど」
足枷を見つめ、エースが忌々しそうに呟く。どうにかして外そうともがくエースをリドルが目隠しごしに見つめる。
不意に、リドルが口を開いた。
「君も捕まっちゃったの？」
エースの隣に吊るされたリドルは、話を始める。
自身の名前はリドルだと言うこと。メデューサという一族であったが、もうその生き残りは母と自分だけになったこと。
だけど母は、英雄と崇められる男によって殺されてしまったのだと。
エースは思う。屈託なく話す様子は、まるで。
(人間のようだ)
その考えに、少し疑問が浮かんだ。……リドルのことを、何か別のものと考えているような。
……いや、メデューサだから人間とは違うと思っているのか？
リドルは尚も語る。母を失った後、一人きりで静かに暮らしていたはずなのに。あの男によって、突然に平和を奪われてしまったのだと。
人を石にする目を、その力を。羽をむしるかのように使われる、飼い殺しと変わりない日々だと。
エースは、ただ黙ってそれを聞いていた。
「君の仕事はこれですよ」
学園長がエースに剣を投げる。リドルの力を引き出すために、エースに強い痛みを与えさせるのだ。
背中をどれだけ赤く染めようとも、どれだけの痛みに襲われようとも。リドルは決してエースを責めようとしない。
ある日、二人きりしかいないアトリエでエースが呟いた。
「どうして俺のことを責めないの」
「……友だち、だから。……初めて、出来た。……それに、君は悪くないでしょう？……悪いのはこんな時代と、あの人みたいな一握りの悪人……」
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莉音 - リクエストよろしくお願いします！！ オクタでMafiaをマフィアっぽくやっていただけると嬉しいです。お願いします！！ (8月15日 15時) (
レス) @page4 id: d629310a98 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - リクエストいいですか？イグニハイド寮で、プロセカをプレイしてほしいですね！ (5月2日 1時) (レス) id: 4d3d2a834d (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - レオナさんが贖罪をｯｯｯｯちょっと発狂しながら踊り狂ってきます(((( (2023年2月27日 23時) (レス) @page31 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ray - ロ/メ/オなんでイデアとシルバーなんだ？と一瞬考えたけどそういう事か！つまり声y((殴 (2022年8月16日 2時) (レス) id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - キャラは思いつかないので主さんが決めてください！ (2022年5月8日 11時) (レス) @page4 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年10月24日 17時
