理系女子の活動日誌【QK】 (ページ33)

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あっという間に1週間は過ぎ去って、いよいよみんなでお食事の日。さすがに当日に全部やるのは無計画すぎるから、もちろん仕込みとかはできる限りの範囲でやってきた。

今日は炊き込みご飯にポークソテー、お味噌汁、里芋の和風グラタン、唐揚げにあと簡単なサラダを作る。っていうかもう何品かは事前にできて持っていくだけなんだけど。だからオフィスについても揚げるだけ焼くだけ混ぜるだけ盛り合わせるだけ、と手間はあんまりかからない。けどさすがにAちゃんに何もかもは任せきれない...と我らがお母さんこそけんけんさんとお兄ちゃんが、足りなかった時のためにお惣菜とかを買ってきている、と聞いた。

ご飯は昨日のうちにオフィスで炊いていて、昨日オフィスに最後まで残っていたお兄ちゃんとこうくんには振舞った。めっちゃ褒めてくれたので昨日から気分はいい。お味噌汁は鍋持っていって暖めてできあがり、サラダもすぐできる。ポークソテーと唐揚げは前日から漬け込んでいるのを持っていって、グラタンは今日イチから作り始める。我ながら完璧じゃない？自画自賛をするまで私はるんるんなのです。

一旦家に帰ってお兄ちゃんに迎えに来てもらう。準備したものを持って行って、あとはオフィスについてけんけんさんと一緒に頑張ると今日のプチ飲み会的なものを楽しむだけ。めちゃめちゃ楽しみ、頑張ろ。

外が暗くなり始めた午後6時頃、伊沢さん以外の動画のスタメンのみなさんは既に集まっていて、収録が長引くと連絡を取ったもらったので、先に始めるということを伊沢さんに伝えて、私たちはひと足早く宴を始めた。

たくさんたくさん褒めてくれて美味しいって言ってくれて、むしろ言われすぎて恥ずかしくなるレベルまで到達したので、頑張ったかいがあったなあ、と思う。けんけんさんとお兄ちゃんはお惣菜だけじゃなくてお酒も買ってきていて、みんな明日は平日だということを忘れてたくさん飲んでいた。あ、こうくん以外。

1時間くらい遅れて伊沢さんが到着した。料理もまだ残っていて、よかったーと言いながら素早く手を洗っていただきます、と橋を持った。

｢え、うんま！まじでうまい、ほんとにうまい。収録終わりにこんな手料理食べれるなんてまじで幸せだわ、Aちゃんほんとありがとう｣

どストレートな褒め言葉に私も恥ずかしくなる予定だったけど、酔いが回って気分のいい私はむしろ誇らしくいいんですよ！なんて呑気に返していた。