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朝、起きてスマホを見ると、こうくんから怒涛のLINEが来ていた。


こうくんいやもう昨日まじごめん


こうくん俺めっちゃAに迷惑かけたよね


こうくん飲む量ちゃんと考える、ほんとごめん



私は全然気にしてないけど、きっと過保護気味のお兄ちゃんから何か言われたんだと思う。
最初はどこにでもいる普通の兄妹だったけど、寮生活をすることによって、帰省しないと会えないし、長期休み、私は部活があったから残寮とか合宿とかしていて、帰る期間が短かったから、いつの間にかすんごい優しくなってた。
私も会えなかった分、今お兄ちゃんに甘えきってるっていうのもあるけど。



A大丈夫、気にしないで!



そう送ってはなおさんの、大丈夫、大丈夫、希硫酸やから、と書かれたスタンプを送る。
使い道あんま無いから使える時にいっぱい使いたいよね。
そういえばはなおさんとのコラボ、私が来てからしてないなあ。しないのかな、のえりんに会ってみたい。あとすんくんとわがくんにも会ってみたい。歳下に会いたい。



こうくんからごめんね、と書かれたスタンプがやってきたのを確認して、私は身支度を始める。
と言っても顔洗って着替えてメイクしてご飯食べて歯を磨いて、っていう普通のことしかしないけど。
1時間くらい経ってマンションから出ると、そこには見慣れた車があった。



「おう、予想通り、さすが俺!」



「ごめんね、来てくれると思ってなかった、待たせた?」



「いや全然、はよおのりや」



そう言って後部座席のドアを開けると、バツの悪そうな顔をしたこうくんが居て、座ると同時にほんとごめん、とまた謝ってきた。



「お酒飲んでたとはいえ、俺めっちゃAにだる絡みしてたよね、もーまじごめん。絶対うざかったよね、重かったよね、はー...ごめん、ほんとごめん」



「いやもう全然気にせんとって!むしろいつもと違うこうくんを見れてなんか面白かったよ〜」



そう言って笑うとなんかフォローされてるかどうかわかんない!と口を大きくあけて、少し笑顔で言った。



「Aがいいって言うならいいけど、人として飲みすぎには注意しろよー?気がついた時には取り返しのつかないことになるぜ」



そう最後にお兄ちゃんはこうくんに注意して、ほい、到着ー、とオフィスまで連れて来てくれた。

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かすがわ(プロフ) - 楽しく小説読ませていただいてます! 少し気になっしまったので、言わせていただくのですが、福良さんは河村さんのこと確か「河村」呼びだった気がします…! (2019年9月19日 23時) (レス) id: 13a71039dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おとわ | 作成日時:2019年9月5日 0時

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