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｢お前昔から変な奴に狙われたりしてたのか？｣
｢んー…どうやろなぁ｣
持っていたペットボトルを口に運び相澤先生の方を向く。
よく見れば珍しく髪を結んでいて完全にオフモードだ。
｢先生って髪結んだ方がかっこええよ｣
｢ちゃかすな。あ…おい｣
｢ん？｣
いきなり伸びてきた先生の指先が僕の顔に触れる。
何事かと思えばどうやら目の下に睫毛が付いていたらしい。
｢無駄に長ェ睫毛…｣
｢ほんまに？どんくらいか見せて｣
相澤先生にずいっと近付いて指先を見る。
近付いた際に肩がぶつかったがそんなこと気にしない。こんなにも間近で感じる先生の気配はなんだか新鮮だった。
｢……相変わらず女みてェな顔だな｣
｢先生が生徒の悪口言ってる｣
｢悪口じゃねぇだろ｣
綺麗な顔と言われるのは好きだが�狃�みたい�瓩噺世錣譴襪里呂△泙蟾イ�ではない。
褒め言葉なのか貶しているのか分かりづらい。
その後、相澤先生と少し話して自室へと戻ったが、勝己の事が気になってなかなか寝付けなかった。
・・・・・・・・・
夏休みが終わり今日から新学期が始まるにも関わらず、まだまだ暑い日が続く。
寝起きでぼんやりした頭のまま制服へと着替え、首元に包帯を巻いた。
相変わらず彼の手の跡は薄れることを知らないが、もうすっかりこの光景にも慣れてしまった。
そのまま下に向かうと騒がしい声が聞こえて来る。
｢馬鹿じゃん！｣
｢ナンセンス｣
｢馬鹿かよ｣
｢骨頂ー｣
｢よく謹慎で済んだものだ…！ではこれからの始業式は君ら欠席だな！｣
みんなの批判的な言葉に必死に耐える勝己が共有スペースの掃除を緑谷くんと一緒に行う姿は僕から見ても面白かった。
｢爆豪、仮免の補習どうすんだ｣
｢うるせぇ…てめーには関係ねぇだろ｣
焦凍の心配を他所に掃除機をしっかりとかける彼は真面目だ。
あの様子だと解決出来たみたいで僕は一安心した。それよりも４日も彼と校内で会えないのは少しばかり寂しい。
・・・・・・・
｢皆いいか！？列は乱さずそれでいて迅速に！グラウンドへ向かうんだ！！｣
｢いや、おめーが乱れてるよ｣
｢委員長のジレンマ！｣
張り切る飯田くんには悪いが、始業式なんてやる気が出ない。
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朝ギ(プロフ) - じゃがりこさん» とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。励みなります！ (2018年3月19日 23時) (
レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 星鴉さん» ありがとうございます！私の限られた表現力で表せることは少ないですが頑張ります！ (2018年3月19日 23時) (レス) id: 94da739f3c (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - ただただ美しい 椿が美しい 一言で言えば大ファンです (2018年3月18日 1時) (レス) id: daac9369bf (このIDを非表示/違反報告)
星鴉(プロフ) - 美しい表現に惚れました！！主人公君大好きです！応援してます！！ (2018年3月10日 1時) (レス) id: 3edde29704 (このIDを非表示/違反報告)
朝ギ(プロフ) - 薔薇さん» ありがとうございます！楽しんでいただいて何よりです！ (2018年3月2日 20時) (レス) id: f0d5aace8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝ギ | 作成日時：2018年1月21日 21時
