【巨大企画】愛する君へ【実/.況.者】 (ページ4)

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ほわいとでーきっす！<KIKKUN-MK-Ⅱ> ページ4

「きっくんさん！」

「はい？」

「バレンタインデーのチョコのお返しのチョコ、下さい！！」

「はい？」

ちょっぴりお菓子な私のホワイトデー、チョコっとだけお見せします！

.

明日、3月14日はみなさんご存知ホワイトデー。

バレンタインデーとは違ってあんまり多くの人がわくわくするっていう訳じゃない日。
一般的には、バレンタインデーにチョコを貰った人がお返しをする日とされている日。

私は何としても、彼、きっくんのチョコレートが食べたい！

ってことなのでそんな日の前日にこう言うお願いをしたのが始まりです。

「えっ？俺が？しかもチョコ？」

彼は心底驚いて、自分で剥いた林檎を落としもしないで食べていました。
私は深く頷いて指でgoodマークを作りました。

何と言っても彼は料理がとっても上手なのです。
本を出しているだけあるっていうか、本当に。本だけに。

因みに彼の料理で一番好きなのは北海道のホッキを使った焼き魚です。

話が脱線してしまいましたが、そんな彼の作るチョコレートが食べたいんです私。

だから、料理が苦手な私が、バレンタインに頑張って、クックパッド見て、(美味しい美味しい)チョコレートケーキを作ったのです！

フォンダンショコラ、と言うチョコレートケーキでした。

頑張った甲斐があったのか彼は、ホワイトデーでドライフラワーのミニ花束をくれるそうだったのですが、

とにかく、

私は、

チョコレートが、

食べたい！！！！！

のです。

「ということで下さい！」

「あー、うんバレてたんだ、花束。うん。良いよ！作っちゃる！」

やったー！！！！ということでその日の晩は、楽しみで普通に寝れました。