４２ ページ43
―――主 side
主「まぁ、取り敢えずお前は授業受けろ」
レ「……」
主「留年すんのはお前の好きだが、あんま留年し過ぎんのもダメだからな？」
レ「チッ」
主「ラギー、コイツ連れてけ。もし文句言うならぶん殴っていいから」
レ「お前は俺をなんだと思ってんだ？」
主「手の掛かるガキんちょ」
レ「…俺はもう１９歳だぞ」
主「ガキんちょだろ」
レ「…ぐッ」
主「それじゃ、カリム達がそろそろ心配するだろうから帰るわ」
ラ「またスカラビアに遊びに行くんで！」
主「おう、それは良いんだけどさ。来るたんびに、番になりたいって言うのはやめような？」
レ「なッ！？」
ラ「オレ、諦めてねぇッスから」
レ「おいナツメ、てめぇは俺の番になるんだろうが！！」
主「いやならねぇよ！誰もなるっつってねーだろうが！」
ラ「ナツメくんは誰にも譲れねぇッスよ！」
レ「それはこっちのセリフだ」
うん、喧嘩するほど仲がいいってヤツだな。俺を無視して、『俺の方が番に向いてる！』なんて言い争いを始めた２人をそのまま放っておいて植物園を出る
そろそろ教室に戻ってるだろうと思い１年Ａ組へ向かえば、俺の姿を見付けたカリムが俺に突進してくるなりそのまま勢いよく抱き着いた為バランスを崩さないよう何とか堪えた
ナイス体力だ俺ッ！(キリッ)←
主「ほら、次は選択科目だ。ジャミルも居るから行くぞ」
カ「ああ！えーっと、教科書とノート…」
主「持ったか？」
カ「持ったぞ！」
主「よーし、行くか」
カ「おう！」
ジャミルは先に行って席を確保してる筈
俺はカリムの忘れ物がないようチェックし、一緒に選択科目の教室へと急ぐ
教室に辿り着けば、やっぱりジャミルが俺達の席を確保しておいてくれていた。俺達の存在に気付いたジャミルが手を振る
ジャ「カリム、ナツメ、こっちだ」
カ「ありがどなジャミル！」
主「悪いな先に取らせちまって」
ジャ「いや、これくらいなんて事ない」
主「サンキュー」
基本的に、俺とジャミルはカリムを真ん中にして守るように両サイドに座る事が多い
いつ刺客が来てもいいようにする為、こういう事は抜かりないのだ
そして、いつも授業中眠ってしまうカリムの為にノートをとり、カリムにも分かりやすく解読するのも俺とジャミルの役目でもある
ノートは俺が書き、カリムに教えるのはジャミルの役目だ
NEXT
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：抹茶ラテ | 作成日時：2020年7月4日 18時
