【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ34)

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―――主 side

「ヒィッ！！」

主「このまま死にたいのであれば今すぐ殺してやるが…、どうしたい？」

「「す、すいませんでしたぁぁぁ！！」」

先輩達は血相を変えて逃げていく

そんな姿を他の生徒達と見ているから、『ナファール家ってやっぱり強ぇ』とか『カッコいい』とか『サイン貰おうかな』とか聞こえてくる

取り敢えず、やる事はやったからもう気にしない

カリム達と教室へ向かえば、ジャミルはＣ組で俺とカリムはＡ組だった

ジャミルとクラスが別れてしまうのは寂しいが、カリムが居るので護衛は遂行できる

クラスに入ると、そこに見知った人物が居る事が分かった

主「シルバー」

シ「！？お前は…！」

カ「なんだナツメ、知り合いか？」

主「ああ、旅をした時にな」

シ「ナツメと言うのか…、やっとお前の名前を知る事が出来た」

主「大袈裟だなお前」

シ「仕方ないだろ？お前は名前を教えてくれなかったんだから」

主「ははっ、それもそうか」

カ「…(ムスッ)」

シルバーと久しぶりの会話に花を咲かせていると、何故かカリムに腕を引っ張られ背後に追いやられてしまう

カリムがシルバーを睨んでる…、コイツは本当に俺の事が大好きなんだな(汗)

主「やめろカリム」

カ「…だって」

主「はいはい、お前の言いたい事は分かったから席に座るぞ」

カ「むぅ…」

主「ったく、悪いなシルバー」

シ「大丈夫だ、俺は気にしてない」

カリムもジャミルも、何故か俺が絡むと周りを敵だと判断するんだよな

しかも、あの終始笑顔のカリムですら睨んだだけで人を殺せるんじゃないかってくらいの目付きで睨む

そういえば、以前俺に言い寄ってきた女が次の日には消えていたな。……これ以上深くは考えないでおこう

魔法史、トレイン先生の授業が終われば次は体力育成の時間

運動着に着替えグラウンドへ出ると、そこにはジャミルとアズールの姿が

カ「お！ジャミル〜！」

ジャ「カリム、ナツメ」

カ「合同授業？ってナツメが言ってたからワクワクしてたんだ！まさか、ジャミルと一緒に受けられるなんてな！」

ジャ「ああ、俺も近くで見れるから安心だよ」

主「何するんだろうな」

２人でペアを作るように言われ、カリムの事はジャミルに任せる事にした

俺はシルバーと組むか？いやでも、それだとカリムが拗ねちまうな…

ア「ナツメさん」

主「んー？」

ア「僕と組みませんか？」

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