【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ3)

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―――主 side

だからこそ、護りたいとは思うが…カリムが引っ付くと何故だかジャミルも引っ付いてくる

それだけが謎だ。俺はお前らに好かれるような事をしたつもりは一切ないし、なんなら最初の時からめっちゃ殺意丸出しで近付くなオーラ全開だった気がするんだけど？

ギロッて効果音が付く勢いで睨んでたのに、何がどうなってこうなった？

はぁ……、コイツらは眠れていいよな。俺は思いきり寝れた事なんてないぞ。その間に刺客が来たら大変だから、そういった訓練もしてる…まだ５歳だから難しいけどさ…

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ーーー『５年後』

あれから、また５年の月日が流れた

そこ、早いとか言うなよ？何も語る事がなかったんだから仕方ないじゃないか。飛ばすしかないだろ？

今、俺達はカリムの自慢話を聞いてる。自慢って言っても、ダンスで１位になったって言うのを聞かされてるだけなんだが…

主「ふーん、良かったな」

カ「ああ！毎日、沢山練習したんだぜ？な、ジャミル！」

ジャ「ああ、そうだな」

主「ジャミルは何位だったんだ？」

ジャ「７位くらいだ」

主「全力で踊ったのか？」

ジャ「当たり前だろ？」

主「へぇ…？じゃあ、お前ら今から踊ってみろ」

カ「踊るのか？良いぞ！」

ジャ「は！？いやいや、俺は踊らないぞ」

カ「なんだよジャミル。ナツメは、オレ達がダンスを踊ってる所なんて見た事ないんだぜ？見せてやってもいいじゃないか！」

ジャ「いや、そういう問題じゃなくて」

主「何か不都合な事でもあったか？」

ジャ「……」

主「無いならいいだろ？なぁ？ジャミル」

ジャ「〜〜ッ、分かったよ！見せればいいんだろ！」

カ「そうこなくっちゃな！」

音楽は任せたからな！…と、カリムが俺に言うので踊りやすい音楽を流してやる

まぁ楽器と歌を俺がやり、それに合わせて２人が踊るというシンプルなものだが、こういった事は初めてだったから少し緊張した

カリムとジャミルが俺の目の前で踊っている

やっぱり、コイツ(ジャミル)は嘘をついていた

全力？んなもん出してねぇだろ。カリムより目立つ事をするなと両親に言われたから、ダンスも全力じゃなく抑えてるんだ

ったく…、カリムが居るから仕方ないんだろうが俺に嘘つくたァいい度胸だ(ドス声)

音楽も歌もやめて踊り終わった２人を見る

カリムは終始笑顔だが、ジャミルは俺の方を見ない

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