風邪？2 ページ8
A side
ツウィは泣きながら、僕に訴え続ける。
ﾂｳｨ「Aはさ、無自覚なんだろうけど、かっこいいし優しいし、勉強もスポーツも何だってできる。なんでも持ってるんだよ。」
口を挟んではいけないような気がして
僕は黙って聞くことにした。
ﾂｳｨ「だからオンニ達はAのことが大好きだし、他の人だって……チェヨンだって………Aのこと、好きになっちゃうんだよ。」
ツウィの瞳からこぼれる涙は、だんだん大粒になっていく。
ﾂｳｨ「Aは知らないでしょ？チェヨンがどれだけAの事を思って泣いてたかなんて。それを見るたび苦しくなる私の気持ちとか、全部、分かるの？」
ツウィは半分叫ぶように僕に言葉をぶつけた。
こんなにも必死なツウィを見るのは初めてだった。
A「………ごめん。」
ﾂｳｨ「…わかってる、分かってるんだよ。こんな事急に言われたって困るよね。でも、絶対、私の方がチェヨンのこと好きだったもん…。」
A「ツウィ…」
ﾂｳｨ「私、2人が付き合ったって聞いて、友達やめようかなって思ったし、素直に喜べなかったの。…ごめんね、A。私はそういう人間なの。」
ツウィは泣きながら少し呆れたように笑った。
ﾂｳｨ「呆れちゃうよね。チェヨンはAの事が好きだって分かってるのに、諦められなくて、友達ってこと利用して隣にいるなんて。チェヨンはこっち向いてくれないって分かってるのに、馬鹿みたい。」
ツウィは俯くと、僕の方を見て
ﾂｳｨ「ホントに、ごめんね。もう、関わらないから。」
と、申し訳なさそうに言った。
A「ツウィ、僕の方こそごめん。知らない間にツウィを傷つけてたんだよね。ツウィは何も悪くないよ。」
とうとうツウィは僕の方を見て泣き出す
A「だからさ、ツウィはチェヨンの事、好きでいてあげてよ。」
ﾂｳｨ「…え？」
A「チェヨンはツウィと関わりたくないって言ったの？きっと、そんなの思ってない。僕だって、ツウィと関わりたくないなんて1ミリも思ってないよ。」
ﾂｳｨ「………」
A「ずるいことしちゃったって、仕方ないよ。人を好きになるって、そういう事でしょ？」
ﾂｳｨ「A……」
A「それに、ツウィ、まだ諦められてないでしょ？チェヨンのこと。」
ﾂｳｨ「なん…で？」
A「聞いてればわかるよ。1度好きになったら、諦めるのは難しいし。」
僕もツウィと同じで、ずるいことしてたんだよ。
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからも応援してます！ (2018年6月22日 7時) (
レス) id: 0a644f3842 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - お大事にリクエストいっぱいかいてすみません (2018年6月19日 14時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
想(プロフ) - 堕天使さん» たくさんのリクエストありがとうございます！短編集で反映させていただきます！この作品で反映できなくてすみません(´；ω；｀)これからもよろしくお願い致します。 (2018年6月18日 21時) (レス) id: 516fb7033f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - TWICE 全員と短編集でつきあわせて (2018年6月18日 18時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - リクエストサナとデート (2018年6月17日 0時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想 | 作成日時：2018年4月17日 1時
