ヴィクトリア11…YN ページ13
✴
「どういうことーーー！」
「そんななりして、未経験だって言うのーーーっ？！」
「そんな、まさかそんな…！」
「下手すりゃ小学生でも経験してそうなこの時代にっ？！」
「信じられないっ」
「こんなモテまくりのイケメンですら経験ないとか言ったら！」
「そうよぉ！私たちなんてどんなにもがいても無理じゃないのっ？！」
俺の周りを取り囲み、顔やら頭やら肩やら背中やら、果ては太ももまでペタペタと触りまくりながら大騒ぎするお姉さまたちを
「どさくさまぎれにお触りしてんじゃねー！」
引っぺがしてくれたのはシムだった。
「あーあ、男前が台無しよぉ！」
傍観していたママさんが、俺の顔を見て笑う。
「だってぇ！ママ！！理不尽じゃない？！」
「こういうイケメンにはちゃんとやる事やっといてもらわなきゃ！」
「そうよぉ！私たちの存在自体がイレギュラーなんだからっ！イケメンにイレギュラーはいらないの！！」
「ほんとよね？！イケメンにはイケメンらしくしておいてもらわないと！！」
変わらず息を巻くお姉さまたちに
シムがポツリと呟く。
「…イケメンでイレギュラー…
……ギャップ萌え…ってヤツですね…」
その言葉を聞いたお姉さまたちが
ガックリとうなだれた。
「……たっ…
太刀打ちできない……」
「卑怯だわ…
イケメンな上にギャップ萌え狙いだなんて…」
…いや、別に狙ってるつもりは全く無いんだけど…
どう対応したら良いものやら、考えあぐねていると、来客を知らせるドアチャイムの音が響いた。
「！」
「いらっしゃーーーい！」
うなだれていたお姉さまたちが勢い立ち上がり、
思いっきり笑顔でドアに向かった。
…さすが、客商売…。
残されたのは
お姉さまたちの手で髪型と衣服が少し乱れた俺。
「あらぁ！お久しぶり〜〜！」
ママさんも嬉しそうに声をかける。
「……客が来たの初めて見た…」
シムは目を丸くしてそう呟く。
「えっ、そうなの？」
「…俺がいる時に客がいた試しがないので…かなり真剣に行く末を案じていたんですけど…」
「失礼ねっ！！結構コアなお客様がいるのよ！！
ここは癒しの空間なんだからっ！！」
そう言って、ママさんはボックス席に座ったお客さんにおしぼりとグラスを届けに向かう。
「…癒しの空間、ね…。
確かにそうかもしれませんね…」
そう言って
シムはジョッキに残っていたビールを飲み干した。
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» が、頑張ってみますね、かえるさん…！私の精一杯！！(でもないかな)^_^; (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ユノだからどんな甘々な言葉でもＯＫなんですよねぇ〜(*>∀<*)ドンドン言ってもらいましょう！！！ゆうのさん…お願いしまっす (2017年10月15日 17時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» いやぁ〜〜(*´ー｀*)自分で書いててむず痒いです。ユノだから言わせることができる……。ユノだから(←ここ大事) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 実物はもちろん、やっぱりユノってかっこいい〜( 〃▽〃)『抱きしめておきたい…』朝からもう胸キュンキュンなんですけどぉ〜 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» ちょっとしたストレスを妄想で発散しました！！！なんか、いいやつばっかだね〜〜^_^; (2017年10月13日 18時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年6月9日 18時
