ジヘの視線の先 ページ48
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デザートプレートを持って行った時
ジヘが私のシャツの袖をくいくい引っ張って
「ね、ね、オンニ！今日、いるの？オンニのおんぶの君！」
と聞いてきた。
(……なんなんだ、そのネーミング……)
その辺のセンスはユノと一緒だな、なんて思いながら
「普段は厨房担当なんだけどね、
今日は人手不足でフロアに借り出されてるよ。
一番背の高いイケメンがそうです」
というなり、キョロキョロと周りを見回すジヘ。
「あ！」
早々に見つけたらしい。
(ま、目立つしね)
そして、一言。
「あーー……あれは……負けるかも……」
ポツリと言った。
「え？」
思わず聞き直したけど
「なんでもなーーい！
確かにイケメンだね！」
何て言うジヘ。
「ジヘ…彼氏(しかも出来たて)の前で他の男の話なんて…」
と、たしなめる私に
「確かにイケメンだと思うけど、私の好みじゃないもーーん！」
そう高らかに宣言して龍司くんを見る。
私も思わず彼に視線をうつす。
そんな龍司くんはと言うと
デザートプレートを愛しそうにながめていて。
ジヘと私の視線に気づき、
「ん？」
と目を丸くして顔を上げた。
そのつぶらな瞳がユノのようで
ちょっとドキリとしてしまった。
次の瞬間に顔が真っ赤になるのは
ユノには無い反応だな、なんて。
……やっぱりユノから離れない思考に自虐的な笑いが出てしまう……。
「あっ！すっ、すみません。
美味しそうなのでつい、見とれてしまって…」
慌てる龍司くんに
「龍司くん、美味しいものに目が無いんだよね〜！」
ジヘがやさしく笑いかける。
「パティシエが喜びますよ。
味も良いので、ゆっくり味わってくださいね」
微笑ましい二人にほっこりしながら
定位置、レジ近くのカウンター席の辺りに立つ。
そこにはチャミくんも待機していて
一緒にフロア全体を見渡すように並んで立った時、
姿勢を崩さないまま私に話しかけてきた。
「彼女が…例のイケメン幼馴染さんの妹ですか…？」
「えっ？！」
思いがけないチャミくんの質問に
思いっきり振り向いて見上げてしまった。
「なっ…なんで知ってるの？！」
思いっきり目を見開いた間抜けな私の顔を見たチャミくんは
ニヤリと意味ありげに笑った。
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かえる(プロフ) - 二人ともかなりの鈍チンですね(;-Д-)って〜相手を思いやる二人だからこうなっちゃったんですかね。あぁ〜もどかしいし切ないしで胸が苦しいです (2015年5月8日 15時) (
レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 辻褄合ってますよぉ♪幼馴染みで近い距離でいたから、なかなか二人とも心の内を言えないんですね。お互いの事を知ってるだけあって、関係が崩れる怖さもあったりで、本当に切ないです。さてさて〜続き読みまーす。。。。゛(ノ‥)ノ (2015年5月8日 15時) (レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさ〜ん！読み直してくださったんですか〜？(*^^*)ありがとうございます(*^^*) 辻褄合わないところがあったら是非教えてください^_^; 誤字脱字など、いずれきちんと直したいと思ってマス。 (2015年5月8日 15時) (レス) id: 2acd5e7fbf (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あぁ〜切ないですね(ToT)ユノの気持ちを知ってから読むと、ほーんとうに切ない(T△T) (2015年5月8日 14時) (レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ユノも色々考えて……いるはず…^_^; 雪まつりは夜が幻想的で良いかもしれませんね〜。私が子供のころは滑り台系も結構多くて楽しかったんですけどねぇ。^_^; (2015年2月4日 22時) (レス) id: 959a650364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年11月19日 16時
