クリスマスと大晦日…YN ページ36
★★★
周りの皆にバレバレだったことにびっくりして
そして
不思議なくらいに好意的なムードにも少々驚いた。
「Aちゃん、早いところOKしてあげなさいよ！
フリーなんだから良いじゃないの！」
「そうですよ！良い歳なんですから、もたもたしてたらあっという間にクリスマスも過ぎて大晦日ですよ！クリスマスケーキは少しでも早いうちに！ですよ！」
「ん？おおみ？みそ？」
書き慣れない言葉が出てきたから、思わずAさんを見た。
「え？あ、ああ、おおみそか！今年最後の日、12月31日のことだよ」
Aさんはいつもの調子で答えてくれる。
それが嬉しくて頬が緩んだ。
「ああ！年末の…！おおみそか、うん。覚えた！」
頭の中にインプット。
「あ、でもユノさん！今の話は別に日にちの話ではないですからね！」
竹下さんが手を振りながら言う。
「え？」
目を見開く僕に
こんこんと説明してくれたのは真理子さんだった。
「女性の年齢をクリスマスケーキに例えるのよ〜！
クリスマスは25日、大晦日は31日！
25までは売れるけど、25日も後半になると安売りが始まって、
大晦日の31までにはすっかり貰い手が居なくなる、と、こういうこと！」
それを聞いて
僕の目はさらに丸くなる。
「ええっ？！
女性も男性も、むしろ30から油がのってくるんじゃないんですか？！
僕なんかまだまだ青二才だし、年齢は重ねるほど深みが出るんだし、全然気にしなくて良いですよ！！」
力説する僕を
「……え？」
今度は皆が丸い目で見る。
真理子さんは
「大晦日は知らないのに…何故青二才が出てくるのよ〜」
呆れた様子でそう言って笑い、
「…青二才って…なに？？」
「…ええと、経験の少ない若い男の人のこと…かな？」
密かに相沢さんが
すると、それまで自ら口を開かなかったAさんが
「あはは！さすがだね、ユノくん！
まぁ、色々慰めてくれるのはありがたいけど、皆、とりあえず仕事に戻ろう！
通常残業じゃ済まなくなるよ！」
いつもの調子でそんな風に言って、
「あ！そうだった！私資料取りに来たんだった！！」
「やだ！私、計算書持ってくんだった！」
「あっ！私もプロッター作業終わってるし…！」
「やばいーー！！」
皆がわらわらと散って行った。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
