焼きもち…YN ページ15
★★★
「お待たせしましたーーー！！！」
元気いっぱいのチャンミン が合流した。
電話が来てから10分と言う早技で。
「ど、どこからきたの？！チャンミン くん！」
目をまん丸にしたAさんがチャンミンを見上げる。
「実はすぐそこの本屋に来てました。必要な参考書があったので」
「ああ！あそこね！」
「お？ヌナも知ってますか？」
「あそこ専門書多いもんね。私だって短大時代は行きましたよ！」
「お〜！同志！！」
何やら2人で盛り上がる様子に
僕の眉間にシワが寄る。
「あのですね」
それに気がついたのか、チャンミンが僕を見た。
「前にもそこからダッシュしたことがありますけど、
近くに専門書の取り扱いの多い本屋さんがあるんですよ。
市内の大学生ならまず、一度は顔を出すような。
だから、僕もヌナも知ってるわけです」
「…どうせ、僕は大学はこっちじゃないからね！」
「今更どうしようもないことでいちいち焼きもち焼かないでください！」
素直な気持ちを表したら
チャンミンに怒られた。
「え？え？やきもち？？」
…僕より鈍い人がここにいた…。
気付いてもらえない焼きもちは
単なる嫌味にしかならないんじゃないだろうか…？？
あんまり器の小さい男だと思われるのも心外なんだが
でも、実際焼きもち焼いちゃうんだから仕方ないって言うか…
「なーにを考え込んでんですか！！ほら、行きますよ！！」
パンパン、とチャンミンに背中を叩かれた。
「いったぁ…！」
「僕は昨日の夜ご飯をすっぽかされてから何も食べてないんですから！！」
「ええっ？！昨日からっ？！」
僕以上に驚いたのはAさんだった。
「そうですよぉ〜！
すっぽかされたショックで朝ごはんも喉を通らなかったんですから〜」
「だ、大丈夫？チャンミンくん！」
「大丈夫に見えますか？
もう、背中とお腹がくっつきそうですよぉ！
朝からお腹が鳴って大変だったんですから！！ほら！」
そう言ってチャンミンがお腹を指差すから
思わずAさんと2人で注目してみると
「グウウウウ」
と、あらぬ方向からお腹のなる音が…。
「えっ？！ヌナもそんなお腹空いてたの？！」
「やだーーーもーーー！！」
「何言ってんの？！可愛いから！Aさんのお腹のなる音ははっきり言って可愛いから！！」
「やめてーー！！」
大騒ぎしながら、近くのファミレスに入った。
★★★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 362人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
