無理なお願い ページ28
★★★
「効いてきた〜〜？！
これね！あの男にも使った手なの〜〜！！
さっき飲ませたクスリがそろそろ効いてくるよね〜〜！！！
部屋のこの香りもいい感じでリラックス出来るでしょう〜〜！！」
…あの男？
……ユノくんのこと？
クスリ？
そんなの飲んでない……
それに…この部屋の妙な匂いは……。
男は胸ぐらをつかむ手を離さない。
少しずつ脱力していく私は
首回りが少し苦しくなってきて
思わず男の手首をつかむ。
けど、その力すらあまり出ない。
「一般庶民の分際で色々と手を出してくれるからさぁ〜〜！
普段温厚な僕にも限界、ってもんがあるわけ〜〜！！
だからさぁ〜〜
友達思いのAちゃ〜〜ん！！」
私の名を呼び
「……くっ…！」
また、ぐいっ、と、私との距離を縮めてきた。
「真由美のためとぉ〜〜！
あの男の前途ある未来のためにも〜〜！
僕に協力してね〜〜？！！」
そう言って笑って、
どんっ、と今度は私を突き放した。
勢いで後ろへと倒れる！！と思った瞬間、
「おおっ…とぉ〜〜！」
「乱暴すぎませんか、俊哉さん」
…え？
床に倒れてしまう事を覚悟したのに
背後を誰かに支えられたのがわかった。
力の入らなくなった身体で見上げると
そこには若い男が2人。
…なん…で？
丸い目で見上げると
「女性はか弱いんだから、丁寧に扱ってあげないと〜〜！」
「そうですよ？しかもこれから遊んでくれるお姉さんなんだし！」
そう言ってにっこり笑う2人。
「…な………や…めて」
私を抱きとめてくれていた彼らの手が
少しずつ動き出すから私は身をよじる。
「まぁまぁ、直ぐに気持ちよくしてあげますから！」
1人がそう言って私を抱き上げ、ベッドに置いた。
「…や…………いや……だ！」
この状況のこの先は安易に想像できる。
1人の男に両手を拘束されて
もう1人が私に跨り、胸元のシャツのボタンを外し始めた。
「やめ…！」
思う通りに動かない身体と
目の前にある恐怖に
涙が溢れてくる。
やめて…！お願いだから…！
「ああ〜、いいね〜〜！
キャリアウーマンのこういう姿って結構そそられるよ〜」
手を抑える男の声に
「ああーー！まだるっこしいから！とっととブラウスのボタンなんて引きちぎってしまえよ！」
ベッドサイドに立つ例の男が苛立った声でそう叫んだ。
男を見ると、手にはスマートフォンが握られていて
カメラがこっちに向かっているのに気がついた。
★★★
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千衣(プロフ) - 清香ちゃん格好いー♪清香ちゃんだからこその台詞だね♪ (2019年6月10日 3時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - いなほさん» 美人に正論吐かれるともうぐうの音も出ませんね！^_^; (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» 新曲も気になりますが、まずは目前に迫ったユノソロですね〜〜！！(*´ー｀*) (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» そうそう！母は強し！！ですもんね！まぁ、実際これから大変でしょうけども…^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 自分が矢面に立つのも辞さない潔さ！！ここまで成長してくれるとは思ってませんでした〜〜^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年5月19日 8時
