Uターン…YN ページ22
★★★
チャンミンとの通話を終えて
一度Aさんに連絡を入れてみた。
電話は繋がらない。
電源が切れたか、電波が届かない、と。
次に小林さんにかける。
「小林さん！チャンミンに連絡が取れて、チャンミンも直ぐにホテルに向かってくれます！」
『おう！そりゃ心強いな！H大からの方が圧倒的に近いだろ！』
「あとは、斎藤くんがまたフェイスブックやSNSで情報を探ってくれてます！」
『…そうか…！何か分かると良いんだが…
俺ももう少ししたらそっちに向かう！……え？な、なんだ？？』
電話の向こうで小林さんの慌てた声が聞こえてきた。
「小林さん？どうかしました？！」
電話の向こうでなにやらごぞごそと物音や人の声がかすかに聞こえてくる。
「お客さん？どうかしました？」
僕の声に、タクシーの運転手さんがルームミラー越しに目を丸くしてこちらを見た。
「あ、ごめんなさい、なんでもないです。電話の話で…」
断りを入れた途端、今度はまた電話の向こうから大きな声が聞こえてきた。
『違いますよ！ユノさん！』
「…え、え？竹下さん？？」
『Aさんが向かったのは✖✖ホテルじゃないです！
〇〇ホテルです！』
竹下さんの言葉に目が丸くなる。
「…え？ど、どうして？」
『帰りがけ！私に聞いたんですよ！〇〇ホテルを知ってるか、って！
かなり慌てた様子で帰ったから間違いないです！Aさんが向かったのは〇〇ホテル！
それと、部屋番号ですがおそらく、1054です！』
「…な、なんでそれを…？」
『帰り際、Aさんがメモ用紙を掴んで帰ったんです！
それで、そのメモ用紙に筆圧で残ってないかと見てみたら、その数字が浮かび上がりました！
間違いないです！』
…すげえなぁ、清香…
感心している小林さんの声が漏れ聞こえてきた。
「…わかった！ありがとう！
運転手さん！すみません、行き先変えてください！
新札幌の〇〇ホテルに！大至急！」
竹下さんに礼を言って、運転手さんに行き先変更にを告げる。
「お？なんか緊急事態なんだな？！よっしゃ、任せとけ！」
乗った直後からの僕の様子から
何かを感じ取ってくれた運転手さんが
そう言ってUターンし、スピードアップしてくれた。
★★★
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千衣(プロフ) - 清香ちゃん格好いー♪清香ちゃんだからこその台詞だね♪ (2019年6月10日 3時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - いなほさん» 美人に正論吐かれるともうぐうの音も出ませんね！^_^; (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» 新曲も気になりますが、まずは目前に迫ったユノソロですね〜〜！！(*´ー｀*) (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» そうそう！母は強し！！ですもんね！まぁ、実際これから大変でしょうけども…^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 自分が矢面に立つのも辞さない潔さ！！ここまで成長してくれるとは思ってませんでした〜〜^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年5月19日 8時
