デート 51 ページ8
★★★
最寄り駅で良いと言ってくれるユノくんだけど、
JRだと本数はかなり限られてしまう。
地下鉄なら本数も多いし、幸い乗り換えなしで帰ることが出来るから、ユノくんの帰宅も早く済む。
往復しても40分。
まともにユノくんを送ることを考えたら全然早い。
そう思って提案して、
納得してもらえた。(と、思う)
自宅近くの交差点で赤信号で止まった時、外を見ていたユノくんが呟いた。
「…Aさん。女子高生に知り合いいますか？」
「へ？」
あまりにも唐突な質問に目を丸くしてユノくんを見ると、
「横断歩道の向こうの女子高生が、ものすごい顔でこっち見てるんですけど…」
「え？」
ユノくんの視線の先には1人の女子高生…
じゃなくて、
「あ！美咲…！」
妹がこれでもかと見開いた目を訝しげな視線に変えて私を…、いや、ユノくんをガン見していた。
「え？やっぱり知り合いですか？」
ユノくんも丸い目をして私を見る。
「……妹だよ。美咲。女子高生じゃなくて、今中3。中学生なの」
「あ！妹さん！そう言えば妹さんがいるって言ってましたよね！
そんなに年が離れてるとは思わなくて、忘れてました！」
ユノくんの返しを聞きながらも
ユノくんから視線が動かない美咲に苦笑い。
ここは……素通りしたら後で怒られそうだな…
仕方ないので、信号が変わると同時にウインカーをあげて路肩へと車を寄せた。
それを待ってました！とばかりに駆け寄ってくる美咲は、助手席側の窓をコンコンコンコン叩くから、私は慌てて窓を開ける。
「美咲、叩きす…」
「ど、どうしたの！お姉ちゃん！！な、なんでこんなイケメンと車乗ってるの？！
あ、どうも初めまして！妹の美咲です！姉がいつもお世話になってます！」
美咲は私を見て、ユノくんを見て、そして私を見て、そしてまたユノくんを見て、頭を下げた。
すると、ユノくんはおもむろにシートベルトを外して助手席のドアを開け、車から降りる。
へ？
その行動にびっくりして様子を見守っていると
ユノくんは、美咲を目の前に真っ直ぐ立って、はるか下方にあるその顔を覗き込むようにして
「初めまして。Aさんのグループで4月から一緒に働いていますチョン・ユンホと言います。
お姉さんにはいつもとてもお世話になっています」
そう言ってしっかりと頭を下げた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - misuzuさん» 気に入っていただけると良いんですけども…^_^; (2018年7月13日 15時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
misuzu(プロフ) - ゆうのさん» ゆうの様、ありがとうございました。コミュに返信しました。年下の恋人覗けます。楽しみです。 (2018年7月12日 16時) (携帯から) (レス) id: da5ced1827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - misuzuさん» お声がけありがとうございます(*^^*) メッセージしましたので確認してみてください！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - nononoさん» nononoさんが一番のりですね！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、M限定の人生相談ですね…！もれなく、毎日のように様子を伺いにくるユノにも会えそうだ…！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年1月18日 12時
