デート 57…YN ページ14
★★★
おとなしく僕のエスコートに従ってくれるAさんが嬉しくて、僕は少し浮かれていた。
夜景を2人きりで見るなんて、恋人同士以外のなにものでもないだろう。
手を繋いだまま、眼下の夜景を堪能する。
「あ、そうだ！」
思い出して、パンツのポケットをまさぐり、スマホを取り出した。
「Aさん！撮らないと、証拠写真！」
「え、あ、ああ、そっか」
「どうやって撮ったらそれらしいかな」
「え？普通に撮るんじゃダメなの？」
「普通じゃ小林さんは納得しませんよ」
僕の言葉にAさんの顔色が変わる。
「や、夜景バックに撮れる写真って、知れてると思うんだけど…」
「うーん。小林さんの納得する一枚…」
「………」
せっかくの夜景の前なのに、そんなことを課題に考え込む僕たち。
ふと、視線を動かすと、少し離れたところにカップルがいて。
僕の視線が止まったことでAさんもそちらを見た。
そのカップルは、ずーっとくっついたまんま、自撮り棒を使って向きを変え、場所を変えて撮影していて
「あー…やっぱりあんな感じですかね？」
「…う、うーーん……」
だけど、そのカップルは
最後には頬をつけてみたり、
ほっぺたにキスをしたり
「…お」
思わず見入っていると、とうとう普通に口にチュッ、と、軽い感じでキスをした。
おお〜〜、いいなぁ〜〜、なんて思いながらチラリ、とAさんを見ると
目をまん丸にして、
そして僕を見上げて、
「むむむむ無理！無理だからね！！あれはなしだからね！！！」
と、全力でお断りを入れられた。
もちろん僕だってそこまでできるとはハナから思ってはいない。
だけどものすごく赤い顔で必死にお断りを入れるAさんが可愛くて
「えー……あれが一番恋人らしいと思いますけどねぇ…」
ついそう言って、繋いだ手に力を入れた。
するとAさんは
「ほほほんとの恋人とやってくださいね！！
今は、フリですから！フリ！」
そう言いながら僕から距離を取ろうとする。
「うーん…じゃあどうしたら良いかなぁ」
変わらずAさんの手をぎゅっと握って離さず、一応考えるふりをした。
すると、
「あのー……すみません」
背後から声をかけられて、Aさんと2人振り向いた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - misuzuさん» 気に入っていただけると良いんですけども…^_^; (2018年7月13日 15時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
misuzu(プロフ) - ゆうのさん» ゆうの様、ありがとうございました。コミュに返信しました。年下の恋人覗けます。楽しみです。 (2018年7月12日 16時) (携帯から) (レス) id: da5ced1827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - misuzuさん» お声がけありがとうございます(*^^*) メッセージしましたので確認してみてください！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - nononoさん» nononoさんが一番のりですね！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、M限定の人生相談ですね…！もれなく、毎日のように様子を伺いにくるユノにも会えそうだ…！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年1月18日 12時
