コバさん ページ6
★★★
新年度早々、絶賛残業中の私。
就業終了時間30分前までは定時帰宅のつもりでいたのに、コバさんに呼び出され…。
(普段はコバさん呼び)
「何ですか？コバさん。
何か間違いでもありました？」
コバさんは班の中でもチョンくんの指導係らしく、席が隣同士になっていた。
コバさん側から話しかけた私に気付いたチョンくんは、にっこり笑って頭を下げる。
…なんというか…人懐っこいなぁ…。
チョンくんの笑顔に癒されている私にコバさんが一言。
「今日、残業頼むわ。」
「えっ！？」
一気に現実に引き戻される私。
いや、別に残業したく無いわけではないんだけど(したいものでもないけど)
自分に与えられた仕事と期限を考えても残業無しでいけるとふんでいたのでちょっと心外…。
「…何か急ぎでました？」
「あー、いや。そうじゃないんだ。」
腑に落ちない顔をしている私にコバさんが続けた。
「新人の歓迎会、部全体の週末にあるだろ？
その前に明日の夜、近場で班だけでメシ食いに行くことになったんたよ。
お前も一緒ね。
で、確実に行けるように、今日出来ることを今日やっといてくれないかな？、と。」
「…そういうことですか…」
「今うちの班で急ぎの仕事って無いよな？」
「はい。今週は残業無しでいけると思ってましたよ？」
「お前リーダーだからさ、いつ手伝いに入ることになるかわからないし…」
「残業してくのは別に構いませんけど…
別に食事会に私がいなくてもいいんじゃないですか？とりあえず班の皆でいければ…」
「お前も宮越班だろうが！」
丸めていた図面でぽんっと頭を叩かれた。
「とりあえず、そういうことだから、とにかく明日は行けるようにやっといて！」
「わかりましたー。
あ、班でってことは若菜ちゃんも一緒？」
若菜ちゃんは、宮越班担当の雑務をこなす女子バイトの子。
「若菜がアフターファイブに顔出す訳ないだろ。それでなくても週末飲み会あるのに。」
「まぁ…そうですね。」
…………そして、今に至る………
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
