寂しい二人 ページ47
★★★
考え込む私と反対側のユノくんが、心配そうにコバさんに話しかけた。
「小林さん…、僕一人が残ってて仕事になりますか？」
「ん？心配かぁ？
まぁ、電話番くらいの気持ちで大丈夫だと思うけど…
心細かったらこちらのお姉さまに頼んで付き合ってもらうか〜？」
そう言って私に手を向けるコバさん。
……お姉さまって……
「仕事でしたらお付き合いしますけど？」
私がそう言うと、コバさんは頭をガシガシかいて叫ぶ。
「だーーっ！お前も予定ないのかよーっ！
寂しい連中だなーっもーーっ！」
そう言われて、思わず顔を見合わせるユノくんと私。
連休休まないだけで何故寂しい者扱いされなきゃならんのだ！
「仕方ないじゃないですか！
私の友達は連休休みの仕事じゃないのがほとんどなんですよ！
そういうコバさんは何で休むんですか？
今までは毎年暦通りだったのに」
ちょっと口を尖らせて言う私に、
コバさんはニヤリといやらしい顔をしたあと、
「俺は旅行に行ってくるー！」
満面の笑みでピースして言った。
思いがけないハイテンションにユノくんと二人目が点になったけど…
「…えっ、あ！
もしかして新婚旅行？！」
「えっ！？」
ユノくんの目が更に丸くなった。
二人の驚きに全く構うことなく、
「おーう！結婚してから全く暇なかったからな〜。ようやく行けるぜ！」
ダブルピースなコバさん。
「そっかぁ。やっと行けるんですね。
綾音さん、喜んでるでしょ！」
コバさんは昨年の秋に結婚したんだけど、落ち着いた長い休みが取れるまでは、と新婚旅行を先延ばしにしていたんだった。
綾音さん、嬉しいだろうなぁ。
ついつい顔がにやけてしまう。
にやける頬を押さえながらふと、ユノくんを見ると、
コバさんを見つめたまま固まっていた。
「…ユノくん…？」
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
