上の策略？ ページ22
★★★
若菜ちゃんは視線を上にあげて少し考えて
「あー…たしかに……」
「でしょ？これは上の企みだよ。」
にっこり笑ってビールに口をつける私に
「でも、私は結婚してるから、ってのはわかるけど、Aさん、フリーなんですからね。
年の差なんて今の時代、関係ないない！」
そう言って、手のひらをひらひらさせる若菜ちゃん。
20歳なのに、どこかおっさんくさくて可愛いよ。
やっぱり笑ってしまう。
ふと、周りを見渡していたら
清香ちゃんや他のバイトの女の子たちに囲まれているチョンくんと目があった。
(お。いつの間にか約束通り貸し出されている…)
ぷっ、と吹き出すと、「ん？」とばかりに目をまんまるにしたチョンくん。
ビジュアルで目立って騒がれて、
話をしたらジェントルマンで…
きっと更にモテるんだろうなぁ。
微笑ましくてわらっていたら、チョンくんも笑ってくれた。
あ、ほら。しかもかわいいし。
さて、私も少し挨拶回りしてこようかな。
瓶ビール片手に立ち上がり、若菜ちゃんに一言告げて旅に出た。
途中、石田さんに声をかけられて隣にお邪魔した。
「Aちゃん、先日はどーもね！」
「いえいえ、仕事ですから！」
ビールをつぎあう。
「そういえば、タイムカード、大分サービスしていただいて…ありがとうございます。」
休憩時間以上の時間がプラスされていた。
「いやいや。うっかり押しそびれただけなんだよ。ごめんね。
今月、残業オーバーすることないよね？」
そんなことを言って、あまりにもきっかり2時間プラスされてたよ？まるで計算しやすいかのように。
「4月入りましたもんね。大丈夫だと思いますよ。」
「本当に助かったよ、ありがとう」
軽く会釈をして次のテーブルにむかう。
なまじ勤務期間が長い私は、班以外でも親しく話をしてくれる社員さんが多くて、行く先々で長話になってしまい、一次会の間で挨拶しきれずにいた。
そろそろお開き、という頃、皆一旦最初の席に戻る。
チョンくんも、ようやくピンクの世界から戻ってきて私の隣にやってきた。
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
