給湯コーナー ページ13
★★★
「おはようございまーす。」
朝、いつも通り定時20分前に出社すると、いつもはギリギリ出社の清香ちゃんと美和ちゃんが既にデスクについていた。
「Aさん！おはようございまーす！」
いつもより2割増しでハイテンション。
2割増しで化粧も濃い……かな。
真澄ちゃんはいつもと変わらない。
同じ年でも2人より少し落ち着いてる。
椅子に座る私に真理子さんが
「分かり易いよねぇ」
と、半ば呆れ顔。
「ふふっ。可愛いじゃない。若さだよね。」
昨日残業をして仕事をこなした私は、午前中ものすごく余裕で仕事をしていた。
昼になり、いつものようにお弁当を食べるためにお茶を入れようと給湯コーナーへ向かった。
そこには同じ目的のために数人がごった返していて、
私はそこでチョンくんと顔を合わせた。
「昨日はどうも。」
軽く頭を下げる私。
午前中他の部を回っていたため、新人くんたちが部に戻ってきたのが今、だった。
「お疲れ様でした。」
チョンくんが笑って、更に続ける。
「昨日残業したから、今日の食事会は大丈夫ですか？無事に行けます？」
「えーーっ⁈食事会ってなんですかーっ⁈」
私の背後に清香ちゃんがいた。
(…やばっ…)
咄嗟にそう思った。
「食事に行くんですか⁈Aさん！
いいなぁ〜。私たちも行きたいよ、ねー！美和ちゃん！」
更に後ろに美和ちゃんもいた…。
「ええっとぉ…」
なんと切り出そうかと考えあぐねていたら、コバさんが現れて、
「おお〜！清香も美和も悪いな。
申し訳ないけど今日は班で、と言うことだから勘弁してくれ。」
なんとか切り返してくれた。
…良かった。
「ええ〜っ！私たちだってチョンさんと話とかしたいですよ〜！」
なおも食い下がる清香ちゃん。天晴れな根性だ！
「金曜日の歓迎会で思う存分語ってくれ！貸し出すから」
「貸し出すって、コバさん…」
思わず笑ってしまった。
「僕、貸し出されるんですか？」
自分を指差し、きょとん顔のチョンくん。
大男なのに、どこか可愛い。
「約束ですよー！小林さーん！
じゃあ、今日は我慢しまーす！」
そう言って2人は戻って行った。
…お茶、入れにきたんじゃなかったの…？
「実にわかりやすいなぁ、A。」
「ははは…」
コバさんと私の会話にチョンくんは
「今ので何かわかるんですか？」と真顔。
チョンくん…。
モテすぎて麻痺してるのかな？それとも天然？？
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
