昔話1…CM ページ10
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双子の姉を持って生まれた僕。
僕が生まれた頃の父は
至って普通のサラリーマンだった。
だけどその頃から仕事のできた父は
ぐんぐんとその頭角を現して順調に出世していったらしい。
幼い僕には良く分からなかった。
母は少し身体の弱い人だったけど、普段家にいる時は特に問題なく生活できていた。
料理と花の手入れが大好きで。
いつも手作りのおやつを食べていた気がする。
ご飯はいつも美味しくて僕はいつだってお腹いっぱい食べていた。
父の仕事量がどんどん増えてきて
だんだんと家にいる時間が少なくなっていって
姉たちも学校だ、塾だ、部活動だと帰りが遅くなっていって
僕が小学校に上がる頃には夕食はいつも母と二人きり。
僕にもそれなりに付き合いはあったけど、広い家に一人になってしまう母を放っておけなくて
結局帰宅が早い分周りとの付き合いは減っていき
気づけば友人と呼べる友人はほとんどいない状態になっていた。
それでも
家に帰って母の笑顔を見られるのは嬉しかったし、母のおやつも料理も美味しかったから
僕も一緒に作ったりして、料理を楽しいと思うようになっていった。
その頃から少しずつ、母は疲れていったのかもしれない。
家族分作っていた手作りのおやつは
ひどい時には家に帰れない父の手がつくことは無くなり
ダイエットという名目で姉たちは食べなくなる。
夕食はもちろん他の三人は外食で済ませるから
作る夕食もどんどんと少なくなっていく。
父にも、姉たちにも
週に1日でもいいから、少しでも早く帰って皆で夕食をとろう、と提案するも全く取り合ってもらえなくて、
そんな時だった。
父が独立して会社を興すと決めた。
その準備のために数年忙しく働いていたらしい。
そんな父の頑張りが功を奏して
立ち上げた会社は順調に伸びて
やがて数千人の従業員を抱える大会社に進展した。
今の屋敷に引っ越したのはその頃で。
父の会社の拡大に反比例して少しずつ体力の落ちていく母のために、と
数人のメイドを雇った父。
母は、自分の仕事が無くなってしまう、と最後まで反対したけど
確かに体調が優れない母を思うと、父の考え方も一理あると判断した僕はメイドを雇うことに反対はしなかった。
この判断が母にとってとても酷なことだったと
誰も気付けなかった。
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
