目撃 ページ3
☆☆☆
「本当にごめんね！
話も止まっちゃったし、料理も食べ終わってるし、そろそろ帰る？」
これ以上突っ込まれたくなくて話を進める。
「…そうですね。明日もお互い仕事ですしね」
「あ、じゃあ私ちょっと、お手洗いに行ってきます！」
和田くんの返事を受けて、
バッグを持って立ち上がった。
店内の標示に従ってレストルームを目指す。
奥にある女性用ルームへと向かう途中、男性用の部屋から出てきた男性とぶつかりそうになった。
「あっ…！」
「おおっ…！」
とっさにその男性が私の肩を掴みながら体勢を変えてくれたからぶつかることはなかったけど
結構な至近距離にびっくりして、丸い目のまま男性を見上げた。
「ご、ごめんなさい…！」
「죄송합니다…、あ、こちらこそごめんなさい！」
え？
韓国語？
益々丸い目でしっかりと男性を見つめる。
少し彫りの深い、アジア系と言うよりはヨーロッパ系の顔立ちをしたハンサムな男性が、ニッコリ微笑んで、そして、立ち去って行った。
…すごいハンサムだなぁ…。
あまり周りにいないタイプのイケメンの後ろ姿に見ほれていたら、
彼は私たちの座っていた二つ横のテーブルの方へとむかっていって、席についていた女性に声をかけて、肩を抱くようにテーブルから離れて行った。
……え？
いそいそと、その男性にエスコートされて行く女の子を見て、目が丸くなる。
………ジュリ……ちゃん………？？
数回しか見たこと、会ったことのないジュリちゃん。
横顔がチラリと見えただけだけど
あれほどの美人を見間違うはずがない。
でも、どうして…？
まるで恋人同士のように親しげに、その肩を抱かれたまま歩いて行くジュリちゃん。
まさか…。
ユノがいるのにそんなことするわけがない。
…見間違いだ。きっと。
うん。私でも見間違うことはあるよ。うん。
(でもあんなに可愛い、美人と騒いでいた彼女を見間違う？)
遠かったし。
(私、視力は良いはずだ)
あんなにお似合いの2人なのに、他の男が入る余地なんてないよ。
(でも、お互い多忙でなかなか会えないと言っていた…)
「……………」
頭の中をぐるぐると
天使と悪魔が囁くように
色々な思考が駆け巡ってしまって
しばらくその場から動けなかった。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - motomatoさん» 描いてて癒されてます(*^^*) まだまだのどかなメンバーですけど、少しずつ進んでいくんですよねぇ… (2018年3月18日 19時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - ヒロインちゃんが真ん中で楽しい雰囲気ですねぇ〜いつのまにか私も笑ってしまっています！ (2018年3月17日 16時) (レス) id: e15e9863b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» コメントに吹きました。頑張ります！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - motomatoさん» ご期待いただきありがとうございます！少しずつ練ってみますね！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - アスカさん» 楽しみに応えられるものが出来上がると良いんですけど〜〜^_^; ご希望ありがとうございます！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年1月26日 9時
