やりたいこと ページ23
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「それとね、
チャンミンは何か、他にやりたいことはないのかな、っておじさんが言ってたの。
お母さんのこともあって、自分に遠慮して跡を継ぐために医者になろうとしてるんじゃないか、って。
おじさん…チャンミンにはしたい事をしてほしいっていうからさ、私、ちゃんと言っといたよ！」
「…何を？」
「チャンミンは、勉強が好きなんです！！って」
Aのはっきりとした声に
俺の声は無くなった。
「……………」
「あれ？違った？」
丸い目で俺を見るA。
「…あ、いや
…違わない……かな……」
…なんで…
「だよね？
勉強してる時のチャンミン、ちょーーー楽しそうだもんね！」
「え…」
「私にとっての勉強は拷問だからさ
顔なんて寄せたくもないシワがよるのに、
チャンミンなんか、ワクワクしてるもん！」
自分の眉間にシワを寄せて
なんなら目まで寄るA。
「で、何かわかった時、すっごく嬉しそうな顔するんだよ！
わかることが楽しいーーー！って顔！」
「……俺、そんな…？」
「うん！
ずっと見てきた私だからわかる！！
チャンミンは勉強が大好き！」
「…そんな…自信満々で言われること？」
「私には信じられないから！！
あんな楽しそうな顔で勉強する人！」
「なんだそれ！」
思わず吹き出した。
「…でも…そうだなぁ
知る事は…楽しいかも…」
勉強は苦では無かった。
「分からないことがわかった時
すごくうれしいし…」
「うん！
だからチャンミンは勉強すると良いよ！
そうすればお医者さんでも、学校の先生でも、何にでもなれるじゃん！」
Aがニッコリ笑う。
その笑顔が胸に痛い。
「そう…だな。
そうするとやっぱり…
血の繋がりも無い俺に…
安心して勉強できる環境を作ってくれていた父さんには感謝しかないな…」
「ちっ、ちっ、ちっ！」
Aが俺の目の前に人差し指を差し出して、左右に振る。
「血の繋がりじゃないんだよなぁ〜！！
チャンミンだってそうでしょ？純粋におじさんが好きだし、尊敬してるんじゃん？！
おじさんだって同じだよ！
運動会とかでチャンミンのこと、一生懸命応援してるおじさんを見た事あるもん！
普段落ち着いたお医者さん、って感じのおじさんがさ、一生懸命チャンミン応援してるの！」
「…え？でも…運動会なんて…
一度も来れたことないよ…？」
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» チャミソロを記念してのアップだったのに、結末がこんなんで申し訳ないなぁと思いつつ…。受け入れていただけているだけでもありがたい限りですm(_ _)m (2020年4月5日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - きっとチャンミンも聴いてくれてるよね。うんうんって頷きながらニコッて笑ってくれてると思います。ステキなお話ありがとうございました。 (2020年4月5日 9時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ともさん» 読んで下さり、ありがとうございます(*^^*) アンハッピーエンドで申し訳ないんですが、描きたいものは描けたかな、と思っています！ (2020年4月4日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ゆうのさん！ありがとうございます。わぁー。チャンミンにも届いてるー。泣 素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月4日 10時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - wakaさん» 歌わせてみたくなりました！(*^^*) (2020年4月4日 9時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月22日 18時
